本日の市況

[ヒロろんさん]

　本日は九州南部と同北部の梅雨入りが発表されました。いずれも去年と同日で、平年と比べますと南部は２日遅く、北部は３日早い梅雨入りです。


　ところで、日本の夏の装いと言えば「浴衣」がそうですが、浴衣はもともと外出着ではなく、現代のサウナに近い昔の蒸し風呂に着用したまま入る「湯帷子（ゆかたびら）」という麻の着物がルーツです。

　当時の浴衣は現代の水着に近いものでしたが、機能性と新しさで外出着として再評価されたは明治の頃で、比較的新しい話です。

　１日から始まった「スーパークールビズ」では「アロハシャツ」の着用を奨励するところもありますが、アロハシャツは日本からハワイに移住した人々が持参した浴衣などの着物を仕事着に作り変えたのがルーツだと言います。

　また、沖縄のかりゆしウェアはアロハシャツがモチーフとされ、基本的なデザインはアロハシャツと同じ半袖開襟ですが、ボタンダウンやスタンドカラーなど、多くのバリエーションがあります。

　アロハシャツやかりゆしウェアは着て涼しいだけでなく、見た目にも爽やかで、この時期の閣議では閣僚が揃ってかりゆしウェアを着用するのが恒例となっています。




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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　

２０５４３.１９（－　２６.６８）▼０.１３％

◎ＴＯＰＩＸ　　

１６７４.２１（－　　４.３５）▼０.２６％

◎売買高概算　　　２７億７２６５万株
◎売買代金概算　　　２兆８１７５億円
◎時価総額　　　６００兆７３３５億円

◎値上り銘柄数　７９０　　

◎（年初来）新高値　２３３
◎値下り銘柄数　９６８　　

◎（年初来）新安値　　　６
◎変わらず　　　１２７

◎騰落レシオ（２５日）

１０９.１８％（前日比３.５５％低下）

◎サイコロ（日経平均）１１勝１敗　

○○○○○○○○○○○●　９１.７％

◎カイリ率（日経平均）　

２５日線比＋２.６３％　

７５日線比＋５.６７％

◎為替　　

（対 ド ル）１２４.５０（前日比０.３４円安）
　　　　　

（対ユーロ）１３６.４０（前日比０.９９円安）

◎出来高上位

１.みずほ　　＜８４１１＞　

２７０.５円（－　　９.１円）４３６０７万株

 ２.東電　　　＜９５０１＞　　

７４３円（＋　　 　７円）３３６３４万株

 ３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　

９１４.０円（－　２１.０円）　９４１０万株

 ４.東芝　　　＜６５０２＞　

４４９.７円（－　　０.３円）　４９５９万株

 ５.ユニチカ　＜３１０３＞　　　

６０円（±　　　 ０円）　３７２８万株

◎売買代金上位

１.東電　　　＜９５０１＞　　

７４３円（＋　　 　７円）　２５２０億円

 ２.みずほ　　＜８４１１＞　

２７０.５円（－　　９.１円）　１１９５億円

 ３.日経レバＥ＜１５７０＞

１８１５０円（－ 　　１０円）　１０７９億円

 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　

９１４.０円（－　２１.０円）　　８６６億円

 ５.三井住友　＜８３１６＞　

５５９５円（－　 １５２円）　　５５９億円



◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り７８０万株　買い１０１０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が１３日ぶりに下落、前日比２６円（０．１３％）安の２万０５４３円で取引終了です。昨晩のＮＹダウが２９ドル高、円相場も１ドル＝１２４円台半ばの円安水準で推移していることを好感して朝方は買いが先行、９：１６には上げ幅が４９円となる場面がありました。

　ただ、昨日まで１２日連続高していたことで短期的な過熱感が意識され、上値を買い上がる動きは限定的。買い一巡後は上げ幅縮小からマイナスに転じています。もっとも、日銀の上場投資信託（ＥＴＦ）買いに対する思惑や企業業績への根強い期待から下値もしっかり。終日腰の強い値動きでの推移となっています。売買代金は概算２兆８１７５億円、上海総合指数は本日も大幅高で８１ポイント（１．６％）高の４９１０です。

　業種別では、電力ガス、医薬品、繊維、非鉄、小売などが高く、空運、銀行、証券、海運、銀行などが下げています。

　個別銘柄では、ダイワボウＨＤが２４円高の２６３円と１０％を超える大幅高となるなどマスクなど感染症対策関連銘柄が軒並み高です。韓国で中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ、マーズ）感染者２人の死亡が初めて確認され、感染対策のためマスクなどの需要が増えるとの思惑から買いがが入っています。

　シキボウも５円高の１３６円、ユニチャームも１１６．５円高の２８７９円。マスク関連のほか、空気中に浮遊するウイルスなどを除去するゲルを製造する大幸薬品も８５円高の１８６６円、温度感知機器を手掛ける日本光電も７２円高の３０７０円と値を上げています。

　緊急感染症患者の隔離搬送用カプセルやベッド用簡易隔離ユニットを製造するエアーテックはストップ高で１００円高の７３６円となっています。

　カゴメが８日連続高で７円高の１９２３円と年初来高値を更新。昨日に８月１日出荷分から家庭用と業務用のソース６３品目を値上げすると発表。値上げは２５年ぶりで、値上げ幅は約４～１０％となります。採算改善に寄与するとの見方から買いが入っています。食品業界では円安に伴う原材料価格の上昇を背景に、森永や明治ＨＤなどに製品値上げの動きが広がっています。

　三越伊勢丹が３日連続高、５２円高の２１４２円となっています。昨日発表した５月の売上高が前年同月比で１０％近い大幅増となり、好感した買いが入っています。前年に消費増税の影響で落ち込んだ時計・宝飾品などが伸びています。大丸と松坂屋が統合のＪフロントも５７円高の２２６４円と値を上げています。

　ピジョンが２００円高の３５０５円と連日で上昇。昨日の引け後に発表した２～４月期連結純利益が前年同期比３９％増の２４億円となり、２～４月期として過去最高を更新。好感した買いが入っています。中国事業が哺乳瓶など乳幼児製品の好調を背景に伸び、国内事業も拡大しています。

　その他、しょうゆ最大手でシェア約３割のキッコーマンが１２０円高の３５５５円、精密制御減速装置のハーモニックが１３６円高の２５５２円、中国人に人気の電子ジャーの象印マホービンが３１円高の１７６９円、小型モーター世界シェア５割以上のマブチモーターが１００円高の７７９０円と値を上げています。

　本日の新高値銘柄は、サカタのタネ、東急建、五洋建、日本粉、カゴメ、Ｊフロント、ダイワボウ、帝人、日医工、住友鉱山、ＳＭＣ、ジェイテクト、ミネベア、オムロン、日産自、スズキ、ピジョン、東電・・・等々です。



☆相場コメント

　日経平均株価の連続上昇記録は１２でストップとなりましたが、これは歴代３位の長期上昇記録です。２位はバブル経済期の１９８８年２月に記録した１３日、１位は１９６０年１２月から翌年１月にかけての１４日です。




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【２】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［クレディＳ証券］
　据置き　　　Ａ

（6471）日本精工　 2,000→ 2,400円

　引上げ　Ｂ→Ａ

（6473）ジェイテクト　　 2,000→ 2,800円

　据置き　　　Ａ

（9432）ＮＴＴ　　 8,500→10,000円

［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ａ

（6770）アルプス電気　　 3,300→ 4,000円

　据置き　　　Ａ

（5741）ＵＡＣＪ 　510円

［ゴールドマンＳ証券］
　据置き　　　Ｃ

（8729）ソニーＦＨ　　 1,700→ 1,820円

［野村証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ

（6586）マキタ　　 6,000→ 8,000円

　引下げ　Ａ→Ｂ

（3402）東レ　　 1,110円

［ＳＭＢＣ日興証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ

（5012）東燃ゼネ石　　 1,100→ 1,500円

［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
　据置き　　　Ａ

（7012）川崎重工　　 740→  690円

　据置き　　　Ａ

（9003）相鉄ＨＤ 　　700→  760円

　据置き　　　Ａ

（9022）ＪＲ東海　　25,130→29,160円

　据置き　　　Ａ

（9605）東映　　 1,040→ 1,100円

　引下げ　Ａ→Ｂ

（9404）日本テレビ 　　2,050→ 1,960円

［みずほ証券］
　据置き　　　Ａ

（7718）スター精密 　　　　2,400→ 2,600円

　据置き　　　Ａ

（5333）日本ガイシ　 　2,900→ 3,450円

※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【４】大胆にして細心　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　大胆であると同時に細かい点にも注意を払うことを「胆大心小（たんだいしんしょう）」と言います。

　「胆」は度胸、「心」は気配りを意味し、中国の古典にある「胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す」から来ており、「大胆にして細心であれ」の言葉は株式投資にも通じます。

　彫刻をする際は、鼻はできるだけ大きく、目はなるべく小さくとってから始めたほうが良いと言われます。なぜなら、大きな鼻は小さくできますが、小さなを鼻を大きくすることはできません。同じく小さい目は大きくすることができますが、大きな目を小さくすることはできないからです。

　これは中国の古典「韓非子」に紹介されている話で、どのような場面でも通用します。

　事を為す場合にはフォローできる態勢をつくっておくことが大切で、一発勝負で修正のきかないようなことはしてはいけないということです。

　そして、修正のきかない部分には慎重さをもって臨めば、滅多に失敗はしないものだと韓非子は付け加えています。

　株式投資におきましても一か八かの一発勝負は避けるべきです。大胆であっても、細心の注意を払いながら常に修正できる余力（精神的にも、資金的にも）を保持しておくことが大切です。





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【４】本日の経済指標等の結果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎４月の毎月勤労統計速報

　賃金の名目値を示す１人当たりの現金給与総額は前年同月比０．９％増。

　物価変動の影響を除いた実質賃金は０．１％増で、一昨年の４月以来２４カ月ぶりにプラスに転じています。

　実質賃金は家計の実感に近いとされ、これがプラスに転じたことは個人消費にとっても追い風となります。



◎５月の国内ユニクロ売上高（前年比）

　　売上高　１２．３％増

　　客　数　　２．８％増

　　客単価　　９．３％増





　日本年金機構から外部に流出したとされる個人情報は１２５万件で、流出情報には基礎年金番号や住所、氏名、生年月日などが含まれます。住所、氏名、生年月日が揃えば「なりすまし」の犯罪に使用されたり、年金機構をかたって振り込み詐欺に悪用される懸念もあり、事態は深刻です。