窓際リーマンさんのブログ

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ゴールドマン・サックスの社員教育

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ゴールドマンサックスのホームページを読んで勉強の役に立ちそうなことを抜粋してみた。

・どのような調査を行うのか?
→世界の主要な国々のマクロ経済調査、投資戦略、企業調査を行う。

・・・東京の投資調査部門は海外の同部門との緊密な連携に基づいたグローバルな調査体制、特にアジア経済の一体化を意識した汎アジア・リサーチを標榜しています。(HPより本文ママ)

→海外の同部門との緊密な連携に、というところに強みがあると思う。いわゆるクロスマーケット。異なる市場を総合的にみている。個人でこれをやるのは不可能か膨大な時間を要する、と思う。海外でも組織だって情報収集、分析をやっている。情報量が違う。

・・・トップダウン方式でマクロ経済と投資戦略の分析を提供する一方、ボトムアップ方式により企業を調査分析する投資調査部門のマクロとミクロの調和のとれた情報提供には・・・(HPより本文ママ)

→全体をみつつも個別企業、個別の投資機会を見逃さない、ということか。資調査部門の業務は、「世の中の変化がマクロ経済や個別企業などにどう影響を与えるか」を予測し分析するのが中心とのこと。

                  <トレーニング>
・3年間(・o・)!の研修カリキュラムがある。結構な期間がかかる・・・。 
「ローマは一日にしてならず」
以下、内容について・・・

①ファンダメンタルズ分析(経済活動の状況を示す基礎的な要因分析)をしっかりと行うための財務会計の基礎知識やバリュエーション手法(投資の価値計算や事業の経済性評価分析)の修得などを中心にコースを設定している。
②財務諸表の行間に隠れている企業行動や経営戦略を読み取るための訓練を実際のケースに即して行う。
→具体例として同一業界内の複数企業の財務諸表、業界データを比較・分析。競争優位の源泉と経営戦略の違いを探ることなどがあげられている。
③定期的な報告会を開き、上記の内容について先輩社員から有意義な「詰め」を受ける。鋭いツッコミが入る?
④上の内容をふまえて銘柄発掘を含めた自分のアイデア、見解を投資家にアピールすること前提で投資レポートを作成。
⑤研修での成功体験をもとに後輩の指導、育成にあたる。

①~⑤をみていて華やかな業界をイメージしていたのですが意外に地味で地道、真面目な取り組みをしているように思える。もちろんえげつない仕事をしている部分もある。(~_~;)
特に①、②については個人でも参考にできる部分が多いと思う。
「ローマは一日にしてならず」。心にとめておきたい。
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