ロサンゼルで開催されている「E3」(エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)は18日で終了し、東京有明のビッグサイトでは18日から「東京おもちゃショー」が幕を開けます。
E3が世界最大のコンピューターゲーム見本市(新製品展示会)であるのに対し、東京おもちゃショーは国内最大の玩具見本市となっています。
東京おもちゃショーの歴史は古く今年で52回目。一般の入場は後半2日間の土日のみですが、入場料無料だけあって、毎年16万人前後の来場者を数える人気のイベントです。
なお、おもちゃショーの開催に合わせて、業界団体の日本玩具協会は「日本おもちゃ大賞」を毎年発表しており、先日発表された2015年版の全7部門の大賞は以下のようになっています。
◎障害を持つ子への配慮を評価した【共遊玩具部門】
「JOUJOU みつけてみよう!いろキャッチペン」(タカラトミー)
◎子どもの知育・教育に貢献した【エデュケーショナル・トイ部門】
「一歳半からの体幹☆脳力トレーニング みんなで!育脳マット」
(ジョイパレット)
◎男の子向けの【ボーイズ・トイ部門】
「野球盤3Dエース」(エポック社)
◎女の子向けの【ガールズ・トイ部門】
「Jewel watch」(セガトイズ)
◎世代や性別を問わず楽しめる【コミュニケーション・トイ部門】
「ヒミツのクマちゃん」(タカラトミーアーツ)
◎素材・技術的に優れた新規性のある【イノベイティブ・トイ部門】
「リニアライナー超電導リニアLO系スペシャルセット」
(タカラトミー)
◎大人が楽しめる【ハイターゲット・トイ部門】
「カメラ付き超小型ヘリコプター ナノファルコンデジカム」
(シー・シー・ピー)
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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
20219.27(- 38.67)▼0.19%
◎TOPIX
1633.70(- 6.16)▼0.38%
◎売買高概算 18億8798万株
◎売買代金概算 2兆1817億円
◎時価総額 586兆9282億円
◎値上り銘柄数 791
◎(年初来)新高値 98
◎値下り銘柄数 956
◎(年初来)新安値 33
◎変わらず 138
◎騰落レシオ(25日)
103.99%(前日比0.74%低下)
◎サイコロ(日経平均) 3勝9敗
●●○●●●●○○●●● 25.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-0.32%
75日線比+2.42%
◎為替
(対 ド ル)123.53(前日比0.05円安)
(対ユーロ)139.09(前日比0.35円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
257.8円(+ 0.3円)14586万株
2.東電 <9501>
668円(- 20円) 9424万株
3.三菱UFJ<8306>
867.9円(- 7.6円) 6038万株
4.新日鉄住金<5401>
321.8円(- 5.4円) 3196万株
5.神戸製鋼 <5406>
216円(- 4円) 2764万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
17550円(- 60円) 1225億円
2.東電 <9501>
668円(- 20円) 639億円
3.三井住友 <8316>
5247円(- 95円) 595億円
4.三菱UFJ<8306>
867.9円(- 7.6円) 525億円
5.トヨタ自 <7203>
8311円(- 84円) 439億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1580万株 買い1220万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続安、前日比38円(0.1%)安の2万0219円で取引終了です。
昨晩のNYダウが113ドル高となったことを受けて朝方は買いが先行、寄付き直後には65円高まで上昇する場面がありました。ただ、買い一巡後は今晩に注目の米FOMCの結果、そして明後日には日銀金融政策決定会合の結果を控えて買い手控え気分が強まり、加えてギリシャへの金融支援を巡る協議が難航していることも重石となり、マイナスに転じています。
尚、14時に日本政府観光局が5月の訪日観光客数を発表。前年同月比50%の大幅増で164万人と5月として過去最高を更新したことで百貨店などインバウンド関連の一角が値を上げています。売買代金は概算2兆1817億円、上海総合指数は80ポイント(1.6%)高の4967です。
業種別では、精密、小売、食品、石油などがしっかり。鉄鋼、電力ガス、海運、不動産、自動車、銀行などが下げています。
個別銘柄では、訪日観光客の増加で恩恵を受ける「インバウンド銘柄」が軒並み高。14時に日本政府観光局(JNTO)が発表した5月の訪日外国人客数が164万人と前年同月比50%の大幅増となり、5月として過去最高を更新。単月としても4月に次いで過去2番目の多さとなり、訪日客増加による収益拡大を期待した買いが入っています。
百貨店では三越伊勢丹が67円高の2159円、大丸と松坂屋が統合のJフロントが28円高の2303円、銀座の老舗の松屋が16円高の2368円。
ドラッグストアでは首位のマツキヨが310円高の5200円、化粧品のコーセーが430円高の9210円、家電量販のビックカメラが35円高の1411円、中国人に人気の炊飯ジャーの象印が114円高の1965円、ドンキホーテも120円高の9990円と値を上げています。
全国の病院や介護関連施設を通じ利用者に身の回り品などのレンタルを手掛けるエランが60円高の2372円。昨日の引け後に1~6月期の単独税引き益が前年同期比32%増になる見通しと発表。好業績を好感した買いが入っています。
その他、信用倍率0.7倍台の好取組みでインバウンド関連の良品計画が1410円の大幅高で2万2300円、低価格イタリアファミレスのサイゼリヤが92円高の2780円、ジェネリックの日医工も25円高の3075円と値を上げています。大林組が6円高の875円、鹿島が10円高の591円といずれも昨年来高値を更新しています。
本日の新高値銘柄は、大林組、鹿島、ナカノフドー、NIPPO、日本ドライ、森永菓、ひらまつ、JIN、MonotaRO、TOTO、三井化、良品計画、サイゼリヤ、パラマウントベッド、ピジョン、ヨンドシー、Jフロント、松屋・・・等々です。
相場全般一服ですが、【森永製菓】(2201)が10:35に508円まで上昇して第一目標の500円を達成(終値は17円高の497円)しています。
「エンゼルマーク」で知られる老舗大手菓子メーカーの同社。「チョコボール」、「ダース」、「森永ビスケット」、「ハイチュウ」など主力ブランドが拡大して業績好調。
その翌週(6月3日)には「サイゼリヤ」も大きく上昇中。本日は92円高の2780円と2500円どころから300円近い上昇となっています。
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【2】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(2914)JT 4,900円
据置き A
(8303)新生銀行 260→ 296円
据置き C
(5332)TOTO 1,400→ 1,540円
[クレディS証券]
据置き A
(2914)JT 4,300→ 5,000円
据置き A
(4922)コーセー 8,200→10,200円
[UBS証券]
据置き A
(6361)荏原 680→ 730円
[野村証券]
据置き A
(6471)日本精工 2,150→ 2,600円
引上げ B→A
(6472)NTN 650→ 1,050円
据置き A
(6473)ジェイテクト 2,300→ 2,800円
据置き A
(8309)三井住友トラスト 730→ 780円
[SMBC日興証券]
据置き A
(8008)ヨンドシー 2,700→ 3,300円
据置き B
(5332)TOTO 1,400→ 1,900円
[みずほ証券]
据置き A
(6832)アオイ電子 6,600→ 6,400円
引下げ A→B
(6302)住友重機 820→ 810円
[大和証券]
据置き 2
(1801)大成建設 670→ 840円
据置き 2
(1812)鹿島 570→ 640円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】本日の経済指標等の結果 **
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◎5月の貿易統計速報
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輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2160億円の赤字。2カ月連続の赤字で、赤字額は4月の534億円から拡大しました。
円安を追い風に輸出額は9カ月連続で伸びていますが、品目別でみると欧州や中国向け自動車の輸出数量が7.9%減と、6カ月ぶりに前年割れとなったことが響いています。
◎5月の訪日外国人客数
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5月は前年同月比54万4千人(49.6%)増の164万2千人で、5月としては過去最高、単月としては4月に次ぐ過去2番目の高水準となっています。
◎15日時点の給油所のガソリン価格
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レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は8週連続値上がり。1リットル144.5円で、前週に比べ1.1円の上昇でした。
ちなみに15日時点のハイオクの店頭価格は1リットル155.3円、軽油は1リットル122.9円となっています。
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【4】季節調整 **
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国内においても海外においても、多くの経済統計で「季節調整」が行われます。
モノやサービスの動きには季節的な変動があります。例えば、気温や天候であったり、休日日数であったり、企業の決算やボーナスの支給にも影響され、お正月やお盆といった慣習によっても影響を受けます。
そうした季節的要因を統計データから取り除き、比較しやすい形にすることが季節調整で、前年同月との比較ではその必要がありませんが、前月と比較する際は季節調整を行うことで月単位の時系列での傾向が把握できるようになります。
経済統計では「季節調整値」あるいは「季節調整済み」と表記され、季節的変動要因を排除した上で年率換算することで前月との比較が容易になります。
ちなみに、季節調整や年率換算が必要になるのは、月次や四半期ごとの統計データで、年ベースの統計データには必要ありません。
「おもちゃ大賞」を紹介しつつ思うことは、おもちゃもずいぶん変わったということと、こんなに高いの?ということです。昔は子供が少ないお小遣いで買えるおもちゃもそれなりにあったように思いますが、最近流行りのおもちゃを見るかぎり、現代のおもちゃの価格は子供のお小遣いの範疇を完全に超えています。ちなみに、日本玩具協会がまとめた2014年の国内の玩具市場規模は店頭価格ベースで前年度比9.0%増の7367億円で、過去10年で最高を記録しています。