みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.平均株価が11日連敗
2.鉄鋼大手「上流」に投資
3.「開かれた中国」に矛盾
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1.平均株価が11日連敗
(出所)2008年7月3日付日本経済新聞朝刊1面ほか
●3日後場の東京株式市場は、平均株価が前日比20円97銭安
●スターリン暴落時の12営業日続落に次ぐ記録
●方向感に乏しくもみあう展開に
2日の東京株式市場で日経平均株価は10日続落となり、
4月16日以来、約2ヶ月半ぶりの安値を付けた。
10日続落は1965年2月29日〜3月2日以来、43年4ヶ月ぶり。
また、3日の東京株式市場は、
平均株価が前日比20円97銭安の13,265円40銭と11連敗。
これは、スターリン暴落時の12営業日続落(1953年5月21日~6月3日)に次ぐ
連続安を記録した。
東証一部の騰落銘柄数は値上がり541、値下がり1077。
結果、私が投資家の心理を占う上で参考にしている騰落レシオは、
75.66ポイントにタッチ、いよいよ買いシグナルが点灯したことになった。
●騰落レシオグラフはこちら
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0188
短期的にとどまる可能性はあるが、
反発のチャンスを、大胆にとりにいきたいと考える。
2.鉄鋼大手「上流」に投資
(出所)2008年7月3日付日本経済新聞朝刊7面
●アルセロール・ミタルなど世界の鉄鋼大手が相次いで鉱山を取得
●新日本製鉄、中国の宝鋼集団なども鉱山開発へ
●「上流部門」への投資は吉と出るか凶と出るか
世界の鉄鋼大手が相次いで鉱山など資源を供給する
「上流部門」への投資を急拡大している。
鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタルは
原料の鉄鉱石や石炭などの鉱山を積極的に取得。
世界的な鉄鋼需要の高まりで原料の価格は高騰しており、
資源大手や商社など含めた争奪戦がさらに激しくなりそうだ。
鉄鋼大手の上流への投資は、
鉄鉱石価格の上昇が過熱してきたことを受けて拡大している。
資源会社がBHPビリトンやリオ・ティントなど大手3社に集約され、
価格交渉力を増したことに対抗する狙いもある。
たしかに、上流部門への投資は魅力が高い。
例えば、業種は違えど信越化学工業は、
ケイ素を源流に半導体シリコンウェハーを始め多様な部材を提供している。
そして、同社の収益が飛躍的に高まったのは、
上流部門であるオーストラリアのシムコアオペレーションズ社を
1996年に買収してからだ。
しかし、「山師」という言葉に代表されるように、
鉄鋼メーカーが鉱山を買収してオペレーションがうまくいくのか、という不安もある。
信越化学工業は、代表の金川千尋が商社出資であったことも
買収を成功させた要因だと思う。
上流部門への投資が吉と出るか凶と出るか。
いま、鉱山へ投資をすることは、かなり高い値段で買っていることになる。
結果的に失敗だったということにもなりかねない戦略だと思う。
3.「開かれた中国」に矛盾
(出所)2008年7月3日付日本経済新聞朝刊6面
●8月8日の北京五輪開幕まで1ヶ月あまり
●大会の成否を占う上で、チベット騒乱や四川大地震などに見舞われ前途多難
●五輪成功にかける中国の威信はどうなのか
明日より、来週9日(水)まで、北京オリンピック前の北京、
ならびに上海を訪問する。
中国の現状をこの目で確かめてきたいと考えているためだ。
昨年9月、上海総合株価指数が4,000ポイントを超えた時点で、
中国株への投資は魅力が低くなったと当メールマガジンで記載した。
不良債権処理の過程において株価上昇が起こると
2005年9月に予想した時点では同指数は1,000ポイントを超えた程度だった。
多くの投資家が、北京オリンピックまでは大丈夫、と考えいたようだが、
結果中国株は大きく下落してしまった。
しかし、割高に上昇した中国株は、
企業によってはリーズナブルな水準に落ち着き始めたと考える。
NYダウをはじめ、世界的な株価下落局面の中で、
投資姿勢を後退させてしまうことは避けたいところだ。
その中で、五輪開幕が迫り、中国当局は北京の警戒レベルを上げている。
胡錦濤国家主席は6月13日の党幹部会議で
「大会の安全確保は、五輪の成否を決定づける」と強調している。
実際の空気を肌で感じてきたい。
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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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