ポートフォリオでも、単純売買でも、やはり簿価(買値)が気になるものである。頻繁にロットを変え売買すると簿価がいくらだったか分からなくなってしまうこともある。一日終わって計算すると(もっとも、今はコンピュータが先入れ先出しで計算)、結果、前日比で儲かっていたりするが、簿価なるものと比較すると損をしていることもよくある。常にプラスならば心は楽なのだが、簿価に執着していると手の出しようが変わってしまうことがある。短期的にシナリオが崩れた時、修復を決断するにも基準を簿価で考えると間違いを犯すことにもなりかねない。
今日の一言:心が何かに囚われて動かない状態を我という。流していけば無我となる。