相場三昧伝 薩摩國デフォルト物語

[ほんま そうかいさん]

　天保年間。１８３０年代ぐらい、薩摩藩の借金は５００萬両ぐらひ。

年の利払ゐが、毎年８０萬両。だから年利１６％程度。

薩摩藩の年収が１２～１４萬両だから、真っ赤な赤字。

　そこへ登場した家老が、バルファキスぢゃなひ、調所広郷（おくりなして笑左衛門）。

笑左衛門どんは、大名貸ししている大阪あきんど達を、「借金はかえさんど。かわりにおいどんが、この場で腹をきる。」とおどしてみたり、見ている前で証文を火にくべてみたり、あの手この手。

たふたふ踏み倒したり。

ヘアカット１００％。無利子２５０年払い（２０８５年返済完了）。

こりゃ非道ゐ。大阪商人のなかには倒産續出、自殺するものもでにけり。

　なにが言いたひのかといふと、先週ぐらひ電子版WCJにて、チプラス希臘國首相が不敵に笑っている写真を見にけり。そのとき僕は、この人も笑左衛門するんぢゃなひか、と不思議な予感がした。

おもいすごしか。

いま１萬ユーロドルを売り持ちしているけど、そこそこ黒字ではあるけど、ま、希臘支援が合意すれば、一發逆転。たちまち相場は反転するだらふ。トレールストップ７００．０pipsで対応。

そのネガティブな予感がはずれなら、ン千円損をする。

　IMFへの返済期限は、６月５日（金曜日）。現状打開への有利な情報は聞こゑなひなぁ。

チキンレースも、きはまれり。