シャープがとんでもないことになってますね。そういえば10年かそこら前、
世に名だたる経営分析専門家が「これからは集中と選択の時代」と言ってたような気がします。
当時私もたしかにそのとおりだなと思っていたのですが、液晶TVを選択し、その持てる力を集中させたシャープがこんなことになってしまいました。
なにが言いたいかと言うと、未来のことはだれにも分からないということです。いくら頭が良くても。
私は山一証券にわずか1年ですが、在籍しておりました。
今回の社長の人選は、山一の最後の社長、野澤さんの例と似ているなと感じました。
ソニー経由の技術流出と、日銀の円高政策が誤算でした。
円高政策を取られて、まともに生き残れる国内産業はありません。
民主党政権時代はあのトヨタですらぐらついた
選択し集中した先でコア技術が漏れてたら、そのうえ、国内生産が不利になる円高政策を自国政府に推進されたら、どんな強い企業も傾きます。
選択と集中が問題だったわけではないです。