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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
19379.19(+ 87.20)△0.45%
◎TOPIX
1587.76(+ 13.12)△0.83%
◎売買高概算 25億6526万株
◎売買代金概算 2兆8001億円
◎時価総額 569兆7291億円
◎値上り銘柄数 1272
◎売買高概算 25億6526万株
◎売買代金概算 2兆8001億円
◎時価総額 569兆7291億円
◎値上り銘柄数 1272
◎(年初来)新高値 57
◎値下り銘柄数 516
◎値下り銘柄数 516
◎(年初来)新安値 25
◎変わらず 94
◎騰落レシオ(25日)
◎変わらず 94
◎騰落レシオ(25日)
99.21%(前日比2.54%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
●●○○○●●○●○●○ 50.0%
◎カイリ率(日経平均)
◎カイリ率(日経平均)
25日線比-1.64%
75日線比+2.83%
◎為替
◎為替
(対 ド ル)119.97(前日比0.59円安)
(対ユーロ)134.35(前日比1.34円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
234.1円(+ 7.5円)34550万株
2.三菱UFJ<8306>
882.8円(+ 46.4円)12365万株
3.双日 <2768>
258円(+ 17円) 8066万株
4.ヤマSXL<1919>
106円(+ 13円) 6036万株
5.神戸製鋼 <5406>
210円(- 2円) 5120万株
◎売買代金上位
1.三菱UFJ<8306>
◎売買代金上位
1.三菱UFJ<8306>
882.8円(+ 46.4円) 1072億円
2.日経レバE<1570>
16230円(+ 190円) 883億円
3.みずほ <8411>
234.1円(+ 7.5円) 802億円
4.三井住友 <8316>
5357円(+ 236円) 735億円
5.トヨタ <7203>
8279円(+ 65円) 728億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1830万株 買い1070万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比87円(0.45%)高の1万9379円で取引終了です。
昨晩のNYダウが82ドル高となったことを受け、加えて2万円台乗せとなった4月23日の2万0187円から昨日まで値幅にして895円という下げを演じた後だけに先高期待からの押し目買いが朝方から先行。14:19には上げ幅が166円となる場面がありました。
ただ、引けにかけては週末のポジション調整に加えて今晩(日本時間21:30)に注目の米4月雇用統計の発表を控えて手控え気分が強まり、幾分上げ幅を縮めています。売買代金は概算2兆8001億円、上海総合指数は93ポイント(2.2%)の大幅高で4205です。日経平均ミニ先物・オプション5月限のSQ値は1万9270円です。
業種別では、銀行、空運、海運、紙パ、不動産などが高く、石油、医薬品、ゴムなどが下げています。
個別銘柄では、三菱UFJが46.4円高の882.8円、三井住友FGが236円高の5357円、みずほFGが7.5円高の234.1円、横浜銀行が12.8円高の768.3円となるなど銀行株が軒並み大幅高。
主要国の金利に底入れの兆しが見え、貸出金利と市場調達金利の利ザヤ拡大による業績改善期待から物色の矛先が向かっています。配当利回りや自己資本利益率(ROE)といった指標に割安感があることも買いを誘っています。
三菱重工が26.4円高の698円と値を飛ばして年初来高値更新。13:30に16年3月期の連結経常利益が前期比9%増の3000億円になる見通しと発表。年間配当を前期比1円増の12円計画としており、好業績と増配を好感した買いが膨らんでいます。
帝人が21円高の425円と5%を超す大幅高で昨年来高値更新、約4年3ヶ月ぶりの高値水準となっています。11時に今期の連結営業利益が前期比22%増の475億円となる見通しを発表。年間配当も6円と前期から2円増配する方針を示し、好感した買いが入っています。
任天堂が1415円の大幅高で2万1155円と昨年来高値を更新、約4年ぶりの高値水準となっています。16年3月期の連結営業利益が前期の倍の500億円になる見通しと発表。長らく低迷していた業績が改善基調にあり、好感した買いが入っています。加えて米テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」運営会社との提携発表も支援材料となっています。
その他、1対2の株式分割を発表したパイロットが590円高の6980円、大幅増益見通しを発表したクラボウが31円高の236円と15%の大幅高。新中期経営計画で大幅な利益拡大計画を示した中部飼料が69円高の782円、好業績発表の矢作建設が73円高の837円と大幅高となっています。
本日の新高値銘柄は、コムシス、中部飼料、双日、クラボウ、帝人、セーレン、太陽HD、三菱重工、任天堂、三菱商事、三井住友FG・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[UBS証券]
据置き A
(8802)三菱地所 3,900円
[野村証券]
据置き A
[野村証券]
据置き A
(6861)キーエンス 67,000→74,000円
据置き A
(7532)ドンキホーテ 9,500→10,500円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(6954)ファナック 30,000→31,800円
[みずほ証券]
据置き A
[みずほ証券]
据置き A
(4151)協和発酵キリン 1,950→ 2,170円
[大和証券]
引上げ 2→1
[大和証券]
引上げ 2→1
(7518)ネットワンシステムズ 860→ 980円
引下げ 3→4
(9783)ベネッセ 3,800→ 2,670円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】リベラルと保守 **
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英国で議会下院総選挙が行われましたが、政党の思想・立場による「左派」と「右派」の区別について簡単に触れておきたいと思います。
「左派」とは、政治や主義において「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」を指しており、富の再分配や福祉・社会保障を積極肯定する側で、「リベラル」(弱者擁護的な自由主義)的なニュアンスも帯びています。
本来は同義の言葉ですが、「左翼」となりますと、急進的、革新的、革命的社会主義的、共産主義的、無政府主義的な色彩が濃くなります。
対して「右派」とは、保守主義と同義で「伝統的な社会秩序や価値を尊重・維持するスタンスを取り、急激な改革に反対する層」を指しており、従来の体制下での既得権益を守る側はこちらになります。
これが「右翼」となりますと、国粋主義(国独自の文化や伝統を礼賛することで国家意識の発揚をはかる思想)的な意味合いが強まります。
このような区別はフランス革命時の国民議会に由来しており、急進的な共和派(ジャコバン派)が左側に座り、旧体制の維持を支持する王党派、貴族派、国教派など(ジロンド派)が議長席から見て右側の席を占めたことから上記のような呼称・区別が生まれました。
ちなみに、来年は米大統領選挙が行われますが、現在米政権与党の民主党は中道左派的な立場で、福祉や社会保障、財政投資を重んじる「大きな政府」を指向する傾向があります。
一方、米共和党は保守的な中道右派の立場をとり、民営化や規制緩和で競争を促進、市場を重視する一方で政府の介入を限定した「小さな政府」を指向する傾向があります。英与党の保守党や日本の与党の自由民主党なども中道右派に分類されます。
また、ほとんどの政党は右・左で呼ばれることを嫌い、左寄り(中道左派)は「リベラル」、右寄り(中道右派)は「保守」を標榜しています。
尚、上記に挙げたような右・左の区別は相対的なものであり、何を「右」あるいは「左」と呼ぶのかについては、時代や国、立場や視点などによって変化しています。また、一つの政党の中に右も左もあって、多種多様な主義主張が混在しているケースも珍しくありません。右・左のレッテルは政敵を攻撃する際にもよく使われます。
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【4】本日の経済指標等の結果 **
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◎中国貿易統計
本日発表された4月の中国貿易統計では、輸出が前年同月比6.2%減と、増加を見込んでいた市場予想に反して2カ月連続の減少。輸入は16.2%減で、予想以上の落ち込みとなりました。
最近の中国の経済指標は弱い内容のものが目立ちますが、中国政府が掲げる今年の輸出入合わせた貿易額の伸びの目標「6%前後」、今年の経済成長率の目標「7%前後」のいずれも達成は難しくなりつつあることから、中国人民銀行(中央銀行)は景気失速回避のため近いうちに追加の利下げと銀行預金準備率引き下げに踏み切ると予想する向きが増えています。
ちなみに、各国の中央銀行は流動性を増やして(マネーを供給して)過剰流動性(カネ余り)の状態を作りだして景気を下支えしてきました。
景気や経済の好調さを示す指標は景気の強さを示す反面、景気の拡大は金利の上昇につながり、金利が上昇すればマネー供給の逆の動き(マネーの吸い上げ)で流動性が低下することが懸念されます。
一方、景気鈍化を示す指標が増える状態は景気が弱いということになりますが、景気鈍化を回避するため金利引き下げや資金供給による景気浮揚策の導入が期待されます。
ただし、上記のような事はケース・バイ・ケースで、良好な経済指標を素直好感することもありますし、経済指標の悪化で市場心理が冷え込むことも当然あります。
本日は400社超の企業が決算を発表しており、引き続き「最高益」「増配」「自社株買い」などの発表が相次いでいます。ちなみに、トヨタ自動車が前期(15年3月期)の連結決算と同時に発表した今期(16年3月期)見通しは営業益は過去最高の2.8兆円を確保する見込みですが、期初ということもあって市場予想(約3.2兆円)を下回る慎重な見通しとなっています。ちなみに、トヨタの前期の連結世界販売は897万台、今期は890万台を計画。今期の業績計画の前提となる想定為替レートは対ドル115円、対ユーロ125円と発表しています。
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】リベラルと保守 **
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英国で議会下院総選挙が行われましたが、政党の思想・立場による「左派」と「右派」の区別について簡単に触れておきたいと思います。
「左派」とは、政治や主義において「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」を指しており、富の再分配や福祉・社会保障を積極肯定する側で、「リベラル」(弱者擁護的な自由主義)的なニュアンスも帯びています。
本来は同義の言葉ですが、「左翼」となりますと、急進的、革新的、革命的社会主義的、共産主義的、無政府主義的な色彩が濃くなります。
対して「右派」とは、保守主義と同義で「伝統的な社会秩序や価値を尊重・維持するスタンスを取り、急激な改革に反対する層」を指しており、従来の体制下での既得権益を守る側はこちらになります。
これが「右翼」となりますと、国粋主義(国独自の文化や伝統を礼賛することで国家意識の発揚をはかる思想)的な意味合いが強まります。
このような区別はフランス革命時の国民議会に由来しており、急進的な共和派(ジャコバン派)が左側に座り、旧体制の維持を支持する王党派、貴族派、国教派など(ジロンド派)が議長席から見て右側の席を占めたことから上記のような呼称・区別が生まれました。
ちなみに、来年は米大統領選挙が行われますが、現在米政権与党の民主党は中道左派的な立場で、福祉や社会保障、財政投資を重んじる「大きな政府」を指向する傾向があります。
一方、米共和党は保守的な中道右派の立場をとり、民営化や規制緩和で競争を促進、市場を重視する一方で政府の介入を限定した「小さな政府」を指向する傾向があります。英与党の保守党や日本の与党の自由民主党なども中道右派に分類されます。
また、ほとんどの政党は右・左で呼ばれることを嫌い、左寄り(中道左派)は「リベラル」、右寄り(中道右派)は「保守」を標榜しています。
尚、上記に挙げたような右・左の区別は相対的なものであり、何を「右」あるいは「左」と呼ぶのかについては、時代や国、立場や視点などによって変化しています。また、一つの政党の中に右も左もあって、多種多様な主義主張が混在しているケースも珍しくありません。右・左のレッテルは政敵を攻撃する際にもよく使われます。
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【4】本日の経済指標等の結果 **
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◎中国貿易統計
本日発表された4月の中国貿易統計では、輸出が前年同月比6.2%減と、増加を見込んでいた市場予想に反して2カ月連続の減少。輸入は16.2%減で、予想以上の落ち込みとなりました。
最近の中国の経済指標は弱い内容のものが目立ちますが、中国政府が掲げる今年の輸出入合わせた貿易額の伸びの目標「6%前後」、今年の経済成長率の目標「7%前後」のいずれも達成は難しくなりつつあることから、中国人民銀行(中央銀行)は景気失速回避のため近いうちに追加の利下げと銀行預金準備率引き下げに踏み切ると予想する向きが増えています。
ちなみに、各国の中央銀行は流動性を増やして(マネーを供給して)過剰流動性(カネ余り)の状態を作りだして景気を下支えしてきました。
景気や経済の好調さを示す指標は景気の強さを示す反面、景気の拡大は金利の上昇につながり、金利が上昇すればマネー供給の逆の動き(マネーの吸い上げ)で流動性が低下することが懸念されます。
一方、景気鈍化を示す指標が増える状態は景気が弱いということになりますが、景気鈍化を回避するため金利引き下げや資金供給による景気浮揚策の導入が期待されます。
ただし、上記のような事はケース・バイ・ケースで、良好な経済指標を素直好感することもありますし、経済指標の悪化で市場心理が冷え込むことも当然あります。
本日は400社超の企業が決算を発表しており、引き続き「最高益」「増配」「自社株買い」などの発表が相次いでいます。ちなみに、トヨタ自動車が前期(15年3月期)の連結決算と同時に発表した今期(16年3月期)見通しは営業益は過去最高の2.8兆円を確保する見込みですが、期初ということもあって市場予想(約3.2兆円)を下回る慎重な見通しとなっています。ちなみに、トヨタの前期の連結世界販売は897万台、今期は890万台を計画。今期の業績計画の前提となる想定為替レートは対ドル115円、対ユーロ125円と発表しています。