いよいよ来週からはゴールデン・ウィークです。明日からゴールデンウィークという人もいるかと思いますが、5月2日(土)までの前半よりも、連休が続く3日以降に動く人がほとんどのようです。
気になるのはお天気ですが、前半はお出かけ日和となる所が多いそうです。
なお、気象庁は昨日、北海道、東北、関東甲信越、北陸、東海、近畿、四国、中国の各地方に、高温に関する異常天候早期警戒情報を発表しました。
対象期間は4月28日から5月7日までで、上記地域では気温が平年よりもかなり高くなる可能性があるそうです。
気温が高い日が続いた後は天候が不安定となることがありますため、最新の気象情報のチェックを忘れないようにしたいものです。
ちなみに、気象庁が本日発表した向こう3カ月(5月~7月)の天候の見通し(3カ月予報)によりますと、5月~7月の気温は、東日本と沖縄・奄美では平年並か高い見込みで、北日本と西日本は平年並みの予報となっています。
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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
20020.04(-167.61)▼0.83%
◎TOPIX
1618.84(- 6.03)▼0.37%
◎売買高概算 21億3939万株
◎売買代金概算 2兆3091億円
◎時価総額 582兆0417億円
◎値上り銘柄数 742
◎売買高概算 21億3939万株
◎売買代金概算 2兆3091億円
◎時価総額 582兆0417億円
◎値上り銘柄数 742
◎(年初来)新高値 89
◎値下り銘柄数 969
◎値下り銘柄数 969
◎(年初来)新安値 3
◎変わらず 171
◎騰落レシオ(25日)
◎変わらず 171
◎騰落レシオ(25日)
97.11%(前日比3.27%低下)
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
○●●○●○●●○○○● 50.0%
◎カイリ率(日経平均)
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+1.70%
75日線比+7.41%
◎為替
◎為替
(対 ド ル)119.21(前日比0.66円高)
(対ユーロ)129.52(前日比1.42円安)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
230.7円(- 1.5円)18600万株
2.三菱UFJ<8306>
856.8円(- 4.9円) 7640万株
3.野村 <8604>
794.2円(+ 11.0円) 6193万株
4.ベスト電 <8175>
157円(+ 13円) 6141万株
5.双日 <2768>
234円(+ 1円) 5994万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
17320円(- 310円) 1247億円
2.三菱UFJ<8306>
2.三菱UFJ<8306>
856.8円(- 4.9円) 658億円
3.ソニー <6758>
3739.0円(+123.0円) 612億円
4.野村 <8604>
794.2円(+ 11.0円) 492億円
5.三井住友 <8316>
5237円(+ 18円) 465億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1350万株 買い1710万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が4日ぶりに下落、167円(0.83%)安の2万0020円で取引終了です。
昨晩のNYダウは20ドル高、ナスダック総合指数は20ポイント高の5056と終値ベースで15年振りに史上最高値を更新しましたが、東京市場は昨日までの3日間で553円の上昇となった後だけに、朝方から売りが先行。週末要因に加え、来週から主要企業の3月期決算発表が本格化することから手控え気分は強く、終日軟調な展開となっています。本日の安値は173円安の2万0013円であり、心理的な節目となる2万円近辺では雄目買いが入っています。売買代金は概算2兆3091億円、上海総合指数は20ポイント安の4393です。
業種別では、石油、繊維、非鉄、鉄鋼などが高く、空運、不動産、海運、機械、精密、医薬品などが下げています。
個別銘柄では、NTTが103円高の8389円と値を上げ、09年1月の株式分割を考慮すると01年5月以来、実質14年ぶりの高値水準となっています。15年中に株式分割を実施する方針と報じられ、少ない金額で投資できるようになれば投資家層が広がるとの期待から買いが膨らんでいます。
清水建設系の道路舗装大手の日本道路が35円高の642円と値を上げて年初来高値を更新。13:30に15年3月期の連結純利益が72億円と前の期に比べ33%増益になったと発表。従来計画54億円からの大幅上方修正を好感した買いが入っています。東亜道も12円高の432円、大林道も22円高の769円、東急系道路舗装大手の世紀東急も14円高の554円と値を上げています。
トンネル等大型土木に強い熊谷組が26円高の395円と7%の大幅高。昨日の引け後に15年3月期に年2円配を実施し、7年ぶりに復配すると発表。好感した買いが入っています。同時に発表した15年3月期の連結売上高は前の期比10%増、純利益は21%増となっています。
ソニーが123円高の3739円と値を飛ばしています。22日に発表した15年3月期の業績上方修正を改めて評価した買いが入っているほか、構造改革の成果による今期の業績回復への期待が高まっています。
超電導フライホール蓄電システムのクボテックがストップ高、150円高の915円となっています。一昨日まで5日連続ストップ高となり、昨日1日一服して再びストップ高です。これで4月15日の330円から値幅にして585円、あと75円の上昇でちょうど3倍となります。
その他、業務用洗剤・固形燃料製造のニイタカが145円高の1847円、農林業用機械の丸山製作が17円高の249円、自動車内装用レザー大手の協和レザーが好業績発表で57円高の848円、土木主体で老舗の飛島建設が11円高の251円、大成建設も11円高の711円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、国際帝石、日本道路、太平電業、東洋紡、ニッケ、住友化、日本化成、三井化、日油、ニチアス、東邦鉛、カシオ、ホンダ、リコー、野村HD、NTT・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[UBS証券]
据置き A
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1350万株 買い1710万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が4日ぶりに下落、167円(0.83%)安の2万0020円で取引終了です。
昨晩のNYダウは20ドル高、ナスダック総合指数は20ポイント高の5056と終値ベースで15年振りに史上最高値を更新しましたが、東京市場は昨日までの3日間で553円の上昇となった後だけに、朝方から売りが先行。週末要因に加え、来週から主要企業の3月期決算発表が本格化することから手控え気分は強く、終日軟調な展開となっています。本日の安値は173円安の2万0013円であり、心理的な節目となる2万円近辺では雄目買いが入っています。売買代金は概算2兆3091億円、上海総合指数は20ポイント安の4393です。
業種別では、石油、繊維、非鉄、鉄鋼などが高く、空運、不動産、海運、機械、精密、医薬品などが下げています。
個別銘柄では、NTTが103円高の8389円と値を上げ、09年1月の株式分割を考慮すると01年5月以来、実質14年ぶりの高値水準となっています。15年中に株式分割を実施する方針と報じられ、少ない金額で投資できるようになれば投資家層が広がるとの期待から買いが膨らんでいます。
清水建設系の道路舗装大手の日本道路が35円高の642円と値を上げて年初来高値を更新。13:30に15年3月期の連結純利益が72億円と前の期に比べ33%増益になったと発表。従来計画54億円からの大幅上方修正を好感した買いが入っています。東亜道も12円高の432円、大林道も22円高の769円、東急系道路舗装大手の世紀東急も14円高の554円と値を上げています。
トンネル等大型土木に強い熊谷組が26円高の395円と7%の大幅高。昨日の引け後に15年3月期に年2円配を実施し、7年ぶりに復配すると発表。好感した買いが入っています。同時に発表した15年3月期の連結売上高は前の期比10%増、純利益は21%増となっています。
ソニーが123円高の3739円と値を飛ばしています。22日に発表した15年3月期の業績上方修正を改めて評価した買いが入っているほか、構造改革の成果による今期の業績回復への期待が高まっています。
超電導フライホール蓄電システムのクボテックがストップ高、150円高の915円となっています。一昨日まで5日連続ストップ高となり、昨日1日一服して再びストップ高です。これで4月15日の330円から値幅にして585円、あと75円の上昇でちょうど3倍となります。
その他、業務用洗剤・固形燃料製造のニイタカが145円高の1847円、農林業用機械の丸山製作が17円高の249円、自動車内装用レザー大手の協和レザーが好業績発表で57円高の848円、土木主体で老舗の飛島建設が11円高の251円、大成建設も11円高の711円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、国際帝石、日本道路、太平電業、東洋紡、ニッケ、住友化、日本化成、三井化、日油、ニチアス、東邦鉛、カシオ、ホンダ、リコー、野村HD、NTT・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[UBS証券]
据置き A
(6594)日本電産 9,500→10,400円
据置き A
据置き A
据置き A
据置き A
引上げ C→B
据置き A
(4751)サイバーエー 8,000円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(8002)丸紅 760→ 830円
据置き A
(9437)NTTドコモ 2,050→ 2,500円
据置き A
(9984)ソフトバンク 8,600→ 9,070円
[野村証券]
据置き A
[野村証券]
据置き A
(4684)オービック 4,500→ 5,800円
据置き A
(4307)野村総研 4,100→ 5,300円
引上げ C→B
(4552)JCRファーマ 1,800→ 2,700円
[SMBC日興証券]
新 規 A
[SMBC日興証券]
新 規 A
(2413)エムスリー 3,200円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(4204)積水化学 1,570→ 1,900円
[みずほ証券]
据置き A
[みずほ証券]
据置き A
(2121)ミクシィ 6,000→ 6,200円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】ナスダック市場のあの頃と今 **
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ナスダック総合指数は昨日の取引で、2000年3月10日につけた5048を上回り、約15年1カ月ぶりに史上最高値を更新しました。
ちなみに前回ナスダック指数が高値をつけた2000年当時は「IT相場」と呼ばれたハイテク株中心の相場で、企業名に「ドットコム」と付けば何でも上がるよいうな相場だったことから「ドットコム・バブル」とのネーミングもありました。
当時のナスダックはハイテク新興企業が多い市場でしたが、現在のナスダック市場は「テクノロジー」の比重は大きく下がっています。
代わって家庭用品小売りチェーンのベッド・バス&ビヨンドやコーヒーチェーンのスターバックス、ネット通販のアマゾンに代表される「消費関連」、バイオ医薬のギリアド・サイエンシズやアムジェンなどが属する「ヘルスケア」の比重が増しました。
また、交流サイト(SNS)のフェイスブックや電気自動車(EV)のテスラ・モーターズなど、上場銘柄の多様化も進んでいます。
ところで、日経平均やダウ平均は株価単純平均型の指数であるため、一握りの構成銘柄の株価の変動で指数も動きます。対して、東証株価指数(TOPIX)やナスダック指数は時価総額加重平均型の指数であり、構成銘柄の株価の変動=時価総額の変動によって動きます。
単純平均型指数の上昇は構成銘柄の上昇を意味しますが、時価総額加重平均型の指数の上昇は、上場銘柄の時価総額合計の増大、すなわち市場規模の拡大を意味します。
また、単純平均型指数は構成銘柄の中でも値がさ株の影響を強く受けますが、時価総額加重平均型の指数は時価総額の大きな大型株の影響が大きくなるという特徴があります。
今回のナスダック指数の最高値更新の要因としては、社会のニーズとともに構成銘柄(市場全体)の多様化が進んだことや、グーグルやアップルなどが時価総額の大きな巨大企業に成長したことなどがあげられます。
ちなみに、前回最高値をつけた2000年当時のナスダック市場のPERは100倍前後だったのに対し、現在は20倍台前半であり、その点で当時ほどの割高感はなく、相場の質も全く違います。
参考までに、現在の日経平均株価は2万円近辺で推移しており、約15年前の「IT相場」の時の高値(20833円)とはほぼ同水準です。しかしながら20833円をつけた2000年4月ごろの日経平均株価のPERは300倍を超え、PBRは2.7倍でしたが、昨日現在の日経平均株価のPERは18倍、PBRは1.5倍程度に過ぎず、水準は同じ程度でも内容がまるで違います。
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】ナスダック市場のあの頃と今 **
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ナスダック総合指数は昨日の取引で、2000年3月10日につけた5048を上回り、約15年1カ月ぶりに史上最高値を更新しました。
ちなみに前回ナスダック指数が高値をつけた2000年当時は「IT相場」と呼ばれたハイテク株中心の相場で、企業名に「ドットコム」と付けば何でも上がるよいうな相場だったことから「ドットコム・バブル」とのネーミングもありました。
当時のナスダックはハイテク新興企業が多い市場でしたが、現在のナスダック市場は「テクノロジー」の比重は大きく下がっています。
代わって家庭用品小売りチェーンのベッド・バス&ビヨンドやコーヒーチェーンのスターバックス、ネット通販のアマゾンに代表される「消費関連」、バイオ医薬のギリアド・サイエンシズやアムジェンなどが属する「ヘルスケア」の比重が増しました。
また、交流サイト(SNS)のフェイスブックや電気自動車(EV)のテスラ・モーターズなど、上場銘柄の多様化も進んでいます。
ところで、日経平均やダウ平均は株価単純平均型の指数であるため、一握りの構成銘柄の株価の変動で指数も動きます。対して、東証株価指数(TOPIX)やナスダック指数は時価総額加重平均型の指数であり、構成銘柄の株価の変動=時価総額の変動によって動きます。
単純平均型指数の上昇は構成銘柄の上昇を意味しますが、時価総額加重平均型の指数の上昇は、上場銘柄の時価総額合計の増大、すなわち市場規模の拡大を意味します。
また、単純平均型指数は構成銘柄の中でも値がさ株の影響を強く受けますが、時価総額加重平均型の指数は時価総額の大きな大型株の影響が大きくなるという特徴があります。
今回のナスダック指数の最高値更新の要因としては、社会のニーズとともに構成銘柄(市場全体)の多様化が進んだことや、グーグルやアップルなどが時価総額の大きな巨大企業に成長したことなどがあげられます。
ちなみに、前回最高値をつけた2000年当時のナスダック市場のPERは100倍前後だったのに対し、現在は20倍台前半であり、その点で当時ほどの割高感はなく、相場の質も全く違います。
参考までに、現在の日経平均株価は2万円近辺で推移しており、約15年前の「IT相場」の時の高値(20833円)とはほぼ同水準です。しかしながら20833円をつけた2000年4月ごろの日経平均株価のPERは300倍を超え、PBRは2.7倍でしたが、昨日現在の日経平均株価のPERは18倍、PBRは1.5倍程度に過ぎず、水準は同じ程度でも内容がまるで違います。