概況

ヒロろんさん

  = 3月の訪日外国人152万人で過去最高! =

 3月の訪日外国人数が単月として過去最高を記録、152万6000人となっています(政府観光局調べ)。

 昨年の3月は105万0559人でしたので、前年同月比で45%の大幅増で初めて単月で150万人突破となります。これまで年間を通じて単月過去最高だったのは2015年2月の138万7000人であり、13万9000人上回り、2ヶ月連続で単月過去最高を更新です。

 国・地域別では中国からが33万8200人でトップ、前年同月比では83%の大幅増となっています。次いで台湾からが27万7900人で同33%増、韓国からが26万8200人で39%増、香港からは11万7200人で81%増。

 米国からは9万5600人で18%増、タイからは9万2400人で29%増となっています。

 尚、4月も桜の観賞を目的とした訪日旅行需要の拡大が見込まれる上、円安傾向の継続やイースター(4月3日~6日)、清明節(4月4日~6日)、ソンクラーン(4月13日~15日)等の休暇により、好調に推移しそうです。





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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
18038.27(+ 88.68)△0.49%

□ナスダック       
5035.17(+ 21.07)△0.42%

□S&P500      
2107.96(+ 10.67)△0.51%

□ダウ輸送株       
8863.07(+ 47.32)△0.54%

□半導体株(SOX)    
716.82(+  9.70)△1.37%

□NY原油先物(6月限)   
56.16(- 0.45)

□NY 金先物(6月限) 
1186.90(-16.20)

□バルチック海運指数    
600   (-  1)

□為替      
(対ドル)119.92(前日比0.35円安)
        
(対ユーロ)128.54(前日比0.01円高)

□CME日経225先物 
20250(+ 90)※大阪先物比



 22日のNY株式市場は、住宅指標や企業業績などを手掛かりにダウが反発。ナスダックは3日続伸で15年1カ月ぶりの高値で取引を終了しました。

 四半期決算を発表したネット検索のヤフーや航空機のボーイングが下げて始まり、ダウやナスダック指数は下げる場面もありましたが、1株利益が市場予想を上回ったコカコーラや再建策の発表を予告したマクドナルドが上昇したことから主要指数はプラスに転じました。

 朝方発表された3月の米中古住宅販売が予想を上回る伸びとなり、2013年9月以来1年半ぶりの高水準となったことも相場を支援。中国当局がカード決算業務で外資の参入を認めたことを受けて、収益機会が拡大するとの期待からクレジットカード大手のビザが大きく上昇したこともダウを押し上げました。

 決算発表を控えた半導体のテキサス・インスツルメンツやSNSのフェイスブックなども上昇し、ナスダック指数は3日続伸で3月20日につけた年初来高値を更新。15年1カ月前の2000年3月10日につけた過去最高値(5048)に次ぐ高値で取引を終了しています。

 S&P業種別指数は全10業種が上昇。テクノロジーや金融、通信、エネルギーなどが上昇率上位となっています。


 個別銘柄では、ビザやマスターカードが大きく上昇。中国がカード決済分野で外資参入を認めたことを好感した買いが入っており、アメリカン・エクスプレス(アメックス)も物色されました。減収減益決算を発表したマクドナルドが上昇。同社の四半期決算は予想以上に悪化しましたが、CEO(最高経営責任者)が5月4日に再建計画を説明すると発表し、期待した買いが入りました。

 好決算を発表した製薬のアボット・ラボラトリーズが上昇。利益見通しを上方修正したバイオ医薬品のアムジェンもしっかり。住宅用と公益事業向けの電池を30日発表すると通知したテスラ・モーターズが大幅高。決算を発表した半導体のブロードコムが買われ、時価総額が大きいアップルやマイクロソフト、グーグルなども上昇しました。

 ダウ構成銘柄では、ビザを筆頭にマクドナルドやアメックス、アップル、コカコーラ、キャタピラーなどが上昇した一方、ボーイング、ユナイテッドヘルス、シスコシステムズ、シェブロン、ホームデポなどが軟調でした。


 この日から取引の中心が6月物となったNY原油先物(WTI)は下落。朝方発表された在庫統計で、原油在庫が市場予想よりも増加していたことから軟調な展開となりました。金先物は反落。好調な経済指標や株価の上昇で、安全資産とされる金への関心が後退した格好です。






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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆昨日の日経平均株価は224円高の大幅続伸となり、2000年4月以来、約15年ぶりに2万円の大台に乗せて取引を終了。上海総合指数も大幅に続伸し、2008年3月以来の高値を更新しました。

 欧米市場は英FT指数や独DAXは反落しましたがNY株は上昇。ナスダック指数は2000年3月につけた過去最高値までわずか13ポイントに迫りました。
 
 CME日経225先物(円建て)は2万0250円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万0133円と比べ120円ほど高い水準です。



◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0833円 IT相場の時の高値(2000年4月12日)

 2万0250円 CME日経先物

 2万0133円 昨日終値

 2万0008円 4月SQ値

 2万0000円 節目、大台



 本日は、

◎対外及び対内証券売買契約等の状況(4月12~18日分、8:50)
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 財務省が集計する指標。前週発表の4月5~11日までのデータで、海外投資家(外国人)の日本株への投資は2週連続で1兆円超の買越額となっています。



◎中国HSBC製造業PMI速報値(4月、10:45)
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 3月のHSBC中国製造業PMI(確報値)は49.6で、景気判断の分岐点となる50を2カ月ぶりに下回りました。4月速報値に関しては小幅低下の49.4程度が見込まれています。



◎投資部門別株式売買状況(4月13~17日分、15:00)
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 東証統計(部門別動向)でも海外勢は2週連続の買い越しで、前週発表の4月第2週(6~10日)の海外勢の買越額は5910億円で、昨年11月第1週(7061億円)以来の高水準となっています。



 その他、国内では14:00に3月と2014年度のパソコン国内出荷実績の発表。海外では4月の独仏ならびにユーロ圏PMI速報値、4月の米製造業PMI速報値と、製造業の景況感を示すPMI(購買担当者景気指数)が一斉に発表されます。

 また、週間の米新規失業保険申請件数は前週比で5千件程度の減少、3月の米新築住宅販売件数は前月比で減少が見込まれています。



◎本日の主な決算
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 11:30 パナソニックIS(4283)

 14:00 JFE(5411)

 15:00 花王(4452)、サイバー(4751)


 海外ではキャタピラー、スリーエム、プロクター&ギャンブル、GM、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、スターバックス、フリーポート・マクモラン、ニューモント・マイニングなどが決算を発表します。



◆その他のトピックは、3月の訪日客数152万人・単月で最高更新、5地域の景気判断を上方修正・財務局長会議、信越化が米にエチレン工場新設、ネット証券の業績に明暗・松井減益・SBIは最高益、大塚家具セール10日間延長・客足が想定超える、金利1%上昇で銀行損失5.5兆円・日銀リポート、信用評価損益率が3週連続改善、ガソリン4週連続下落、中国がカード決算で外資参入を認可。

 ソニー赤字縮小・テレビ事業が営業黒字に、JFE設備投資3割増、新日鉄住金の前期経常2割増、ハウス食の前期営業益は1割減、中外薬の1~3月純利益は22%減、アルコニクスの前期経常は過去最高、小松ウオールの今期は2期ぶり最高益・増配も、塩野義の前期最終は一転増益・配当増額も、JSRの前期純利益19%増・増配も、新電工は前期経常を上方修正、オートバクスの前期純利益53%減、豊田通商は前期純利益を下方修正、一休が3期連続で最高益・・・等々。



◎明日の主な予定

 24日(金)
 レントラックスがマザース上場
       
 三機サービスがジャスダック上場
       
 3月の企業向けサービス価格指数
       
 4月の独IFO企業景況感指数
       
 3月の米耐久財受注額
       
 アップルが「アップル ウォッチ」を発売


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 上寄りすると下押す日

 <相場高低判断> 後場高気配を示さん





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【3】心に残る名言                        **
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  暗くならなければ、星は見えない


              
    C.A.ビアード




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