相場三昧伝  フランケンシュタイン

 浜矩子先生は、御著書のなかで、EUを「巨大な継ぎはぎロボット」というておられるけれど、

ゴーレムか、いやフランケンシュタインが妥当か。あの縫い目の糸が、ユーロにあたるらしひ。

そのいはば、心臓部が置かれているのが、ベルギーの首都ブリュッセルらしひ。

おらんぞ。おいどんの周りにブリュッセルにいった奴は。

ちなみに、EU大統領は、誰だっただらふか?

ともかく、ユーロ相場は、様子見。いやそれよりも、ユーロについてスタディせよふ。



 とおもいつつも、本日は、所要で鹿児島市小松原町へいけり。

超名門ラサール學園は、小松原町に於ける一大産業なりけり。

東大進学率は、灘なんどを抜いてトップときく。

駿河台予備校とか東大医進とか有名予備校がずらりとラサールを取り囲んでいる。

またラサール生のための下宿屋さんも多し。


 仏蘭西人ラサール神父は、なにゆえに、こんな鹿児島市の南のはてに学校を建てたのだらふ。

たぶん俺どんが、推察するに、昭和三十年代の讀んで字のごとく松林、白砂青松のこの海岸を愛されたからではあるまひか。

でもいまや、海岸は、うめたてられて工業団地。

それとときどき、きこえまするぞ。ラサール残酷物語。

中高のあいだには、就いていけない子がそうとうでると。

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