3/15期は売上高横ばい、営業利益は41%減の43.7億円と会社目標の49億円を下回った。純利益も54%減の16.6億円と減損損失を計上したために同社計画の29億円を下回った。2期連続の減益である。
これを受けて株価は朝方一時10%安まで売り込まれた。
現在のバリュエーションは3300円を基にするとPEで24.3倍と安くは見えないが、PBRではたったの1.1倍である。配当利回りは1.8%(加えて100株で買い物優待券2000円が貰える)。
中堅以上のドラッグストアのPBRはツルハ(3391)で3.5倍、マツモトキヨシ(3088)で1.5倍、クリエイトSD(3148)でも2.5倍。同社の1倍近辺というのは明らかに安い。
3/16期の会社計画は売上高3.1%増の3600億円、営業利益は44%増の63億円、純利益は105%増の34億円の見込みだ。二期連続で下方修正した後なので達成確度が懸念されるところではあるが、4月の既存点売上高は前年同期比20.7%と力強い回復を見せている。昨年4月は消費税引き上げ後の影響で-15.3%であったが、その低いハードルを加味しても好調なようだ。不採算店舗の減損で少しは収益が上向いているようだ。
3年前の3/13期には営業利益100億円を出したことがある。構造改革にやや手間取っているようであるが、今期こそは業績回復に期待したい。