株価ってものは相場なんだから元々変動する性質のものだね。
この変動で儲けたり損を出したりする。
それでは「個人投資家の多くが損をするのが株式投資」と言われる所以はどこにあるか考えてみよう。
ここ2年間ぐらいはアベノミクス政策によって急激に円安になり、金融緩和で余剰資金が株式市場に流れ込み株高が続いている。
その恩恵を受けた個人投資家は無数誕生した。今では爺ちゃん、婆ちゃん、父さん、母さんまで株式投資に走る状況だ。
近年はそんな具合で「株すると損するよ」と言う言葉が死語になっている。
右肩上がりだけの株価はいつまでもは続かない。大きな波を描きながら進むからね。
個人投資家が株式投資で損を出す時の特徴は「コツコツ儲けてドスン下げで大損する」
大きく損をすることで通算成績が悪くなり退職金をブッ飛ばしたり給料からボーナスまでスッテしまう事になる。
さ~ヒントはここにある。損を出すから負ける。→大きく出すから負ける。
勝つ為とはおこがましいので、退場しない程度に生き残る為にどうすればよいのか。
もうわかったね。損を減らせばいいんだよ。儲ける事より損を減らす事に注力すればいいんだよ。
この地道な作業が出来ていない個人投資家が多過ぎる。多過ぎるから負け組の過半は個人投資家が占める。
負けを防ぐ手法のひとつに「休む」ことがある。上昇相場ででも休む人は休む。損を出さない為にね。
なぜ休むのか聞いたら「安定した追い風になっていないから」と答えた。
安定した風が利益を生むのであって、突風では例え追い風でも海には出ないのが常識だ。
昔の帆かけ舟の時代は安定した風が吹く時節が来るまで何日でも、何ヶ月でも待ったと言う。
遣唐使の時代もそうだった。先人は良い格言を残してくれた。「待てば海路の日和あり」