前回までの粗筋
勇敢な新キャラ登場。キャー、ステキ!
やっとタイトルどおりの展開になりそうです!
「私を助けに来てくれたのですね、自称女勇者さん。
ありがたいです。」
「でも待ってください。
勇者が救出にくるのは、ありきたりではないですか。」
「そうね、でも考えてもみなさい。
白馬に乗った王子様が迎えに着てくっるのではなくて、
こっちから白馬に乗った王子様を迎えに行くのよ。」
「おぉ、その視点で見れば新しい展開ですね!
しかし、白馬に乗った王子様というのは、少々ありきたりですね。」
「では白馬じゃかくて黒馬に...
むむむ、それでは世紀末の北斗の○的なラスボスのラ○ウ様になってしまいそうですね。
悩ましいです。」
「では、組み合わせを変えてみてはどうでしょう。
私が白馬に乗りましょう。」
「白馬に乗った魔王様...新しい魔王像ですね!」
「うん、私が白馬に乗った魔王を迎えに行く。
これは勇気が溢れていそうね。ステキね!」
「では、愛はどうしましょうか。」
「愛は追々なんとかすることにするわ。
元々、玉の輿を狙っていたわけだし。」
「ぶっちゃけすぎで、逆にすがすがしいですね。新しい!」
「では、挙式の日取りが決まったら、教えてください。
白馬と式場などの手配はわが国がとり行いますから。」
「でも私、剣一筋で花嫁修業とかしてないの。
今から間に合うかしら。」
「あぁ、底のとでしたらご安心ください。
王子に掃除、洗濯を仕込んだこの魔王が花嫁修業を指南しましょう。」
「魔王の花嫁修業教室... これは新しいっ!」
こうして、話の経緯はともかく王子は無事に城に戻り、
魔王と勇者は結ばれました。
愛のあるハッピーエンドですね!
エピローグへ続く...