日本中のそこかしこで戦があった戦国時代。
住民は土地を守る為、侵略する敵と戦った。
戦には手法があり、まず「先鋒」と呼ばれる集団が突撃する。敵も同じように先鋒が出て来る。
先鋒には身分が低い農民や地侍などが主になって組織される。これらの集団を雑兵と呼ぶ。
ハッキリ言って一番死傷率が高く危険極まりない部署だ。悪く言えば使い捨て。捨て駒になる。
これが戦の実態だ。
本来の家臣や身分の高いものは後方で成り行きを見守る。いつも安全な所にいるのが通常だ。
株式戦場の様子と似通っていると爺ちゃんはいつも思う。
先鋒的手法を取れば相場が急騰した時や急落が続いた時、あるいは乱高下しその後の状況の判断が付かない時などに出撃すれば、うまく行けば良いがダメだった時には深手を負う事になる。
乱戦する戦の形勢が見え始めた時にやっと本陣を形成する主力部隊が出て来る。
戦の方向がハッキリした時に出動する。
ベテランたちがよく言っているね。トレンドフォロー(追い風)になった時に出航。
怪我を追う危険性が少なくて安全になった時に出動する。
下げ続けた独DAX30もMA75を割ってから下髭小陽線が出現し「明けの明星」を形作りつつあるか?
と一昨日はこうなっていた。昨夜の太陽線で確定したね。
NYダウは三角持ち合いの先端から上に大暴騰した。雇用統計は普通だったんだが買いたい人が多かったんだろう。上がったまま横這いで引けた。
英国総選挙で保守党が単独過半数を占めた事が安心感につながった。日本と似ている。
来週相場が調整完了で戦況有利になったらいいね。
後方で待機している我が軍勢がうずうずしている。しばらく株を触っていなかったからね。
今回の下げで資金余裕がないまま投資し急落に巻き込まれた人達も多かったろうが、信用維持率を守る為に保有株処分、損切りで損失だけが発生、資金力減衰と悪循環に陥る。
株式投資は一時的に勝っても意味がない。
年間を通してきっちり利益を上げる投資法を確立しなければならない。
不用意な出撃は慎み、お味方優勢になってから出撃するか又は勝ち組に参戦すればよい。