米国の経済指標はかなり悪化している。貿易赤字が増大している事は大体予想されていたのだが、最近の株価は悪材料を取り上げるようになって来た。
NYダウの週足株価チャートはMA13を下回り三角持ち合いの先端に来た。
経験則ではどちらかに大きく振るのだろうが、市場心理が悪化すれば一段下への可能性も包含する。
欧州の優等生だった独株価が下げ止まりの兆候が見えず、独DAX30株価は日足でMA75を下回り、週足でもMA13を割り込みMA26に向かう勢いだ。余程の好材料が出ない限りバブル株価が破裂した感じになっている。欧州株価はギリシャ問題の根本解決に大きな心理的不安を抱えている。
世界の懸念のひとつが中国だ。経済の実態は不動産投資バブルが破裂しシャドーバンキング問題は全く解決していない。
信用取引規制も加わり上海総合が大陰線急落となり、週足チャートは奇麗な「宵の明星」シグナルとなってとても買えた代物ではない。今後も暴落含みなのではないかな。
下値を模索する株価と言えば聞こえはいいが、下値確認シグナルは今だ出ていないと思っている。
投資は安定した風向きで行えば怪我が少ないが、サーフィン乗りが好きな方はゾクゾクするかもな。