山々が新緑の若葉に染まるこの季節、庭にも裏山にも「ホーホケキョ♪」とウグイスが鳴く連休の今日は、なぜか東京弁の子供たちの声がこだまする。\(^^)/
うちの村、小学生はたったひとりだけ。集団登校など何年も前から見た事ないのじゃ~
住民は高齢者が圧倒的に多い。特に後期高齢者がその大半を占める。住民全体の平均年齢は70歳辺りか。
過疎の進行とその深刻さは東京都心で暮らす国会議員などには到底わかるまい。
スーパーに行くには近いところでも車で30分はかかる。自動車が運転できなければ日常の買い物にも困り果てる。
バス?そんなものはとっくの昔に廃線になっているわ。
75歳過ぎると運転免許の更新に「痴呆の検査」を受けなければならない。
免許証の期間は3年間になる。周りからは危ないから免許証の返納を勧められる。
自然がいくら豊かでも サバイバルな生き方を求められるのが過疎の山村の実情だ。
こんな山村に今日は東京から帰省した孫達の元気いっぱいな声が、山彦になってこだましている。
今日は潮干狩りをして来たらしい。アサリとマテ貝を袋一杯に取って来た。
老夫婦二人だけの静かな暮らしが、わいわい、ばたばたと一気に騒音とお祭り騒ぎになる連休だ。
帰省の度に身長が伸びる孫達。来てくれるのは嬉しいが帰った後は破られた障子張りが待っている。