昔から相場を波乱に誘導する相場師がいる。今ではこんな顔(▼▼メ)で表現される。いわゆる利益だけが至上主義の大口投資家達。中でもヘッジファンドは個人投資家の天敵のような存在だ。
大量な資金と抜き出た情報力、その上超高速のコンピューターを駆使する。
株式市場、とりわけ日本の株式市場では、彼らの占める割合が過半数を超えて相場の主導権を握る。
日本政府の政策をいち早く取り込み株価の安値から執拗に買い続ける。
その買い方はまさに大人買いだね。これに個人投資家達が乗せられ提灯を灯す。
彼らは大量に買った株をなんの為に保有するのか?
株主になりたくて、あるいは会社を経営したくて買った訳ではない。
「キャピタルゲイン」=簡単に言えば「売り抜く」為に保有するのだ。
大量保有は大量売却につながる。
売り抜く為には相場を操る必要がある。大量な株を売り抜く為には相場を活況に演じさせ、出来高増が続く状況を作る。
4月後半の株式市場はまさにこれが行われた。
日経平均株価を見たら指数だけが跳ね上がる。寄与率の高い銘柄だけがすっ飛び日経平均が上昇する。大人買いを交えて強引とも思える上昇と大量な出来高が続く。
まだ上がる、もっと上がると錯覚した個人投資家が引っかかる。高値を買い進み平均買いコストが急上昇する。
長期休暇が始まる頃は日本株買い主力の日銀、GPIFなどの政府のご意向を受けて投資する大口がお休みだ。
売り抜くには休暇直前が好機だろう。4月中旬の日経の出来高を見たら一目瞭然だ。
「長期休暇前には相場から離れる」
経験則で語られる言葉だね。君子危うきに近寄らず。いい言葉だね~^^
「株触りたい病」に感染した個人投資家は激増している。右肩上がりの長期上昇相場で感覚が麻痺している。個人投資家を食い物にする恐竜(▼▼メ)が舌なめずりをしてヨダレを垂らしながら近寄っている事を知らずに。