元祖SHINSHINさんのブログ
知らなかったんだよ
彼が、こんなにセンスのいいアーティストだなんて。
一度聴いただけで、オイラは完全にノックアウトされてしまった。
こんなパンチ、よけることなんてできやしないって。
浅田次郎の短編を読んだときみたいに。
たまたま手に入れたCDの3曲目だった。
セクシーで囁くような歌い方と、
今では珍しいアコースティックギターによる複数の旋律が、
あなたの大脳を直撃するだろう。
★「Circus」
https://www.youtube.com/watch?v=wISgh2fsdxs
BAALADS、Eric Clapton
ホントウにこんなに狂ったのは、久しぶり。
ところで、不思議なことがわかったんだ。
歌詞カードを読もうと確かめてみると、
どうしたわけかこの曲だけ、
アーティストの意向により割愛しておりますという文言が書いてある。
だから、英語の歌詞も邦訳も、正確なことがわからないまま。
誰かのカバーかも知れないし。
それでも、雰囲気が抜群の曲だから、
車の中でも、自宅でも、狂ったようにリピートしてしまうんだ。
ある楽曲に狂うというのは、
マジで人に惚れてしまったときのような、
もう、後戻りなんてできない自分の感情に気付いたときのような、
そんな衝撃にさらされるってことなんだろう。
あ・・・、今、歌詞カードの前振りを読んでいたら、
少し事情が分かってきた。
彼は4歳になる息子を事故で亡くしているという。
その事故の前夜に、彼はその息子とサーカスを見に行ったんだ。
Ericにとってこの曲は、
一番大事な曲なのだろう。
Ericの流した血でできた曲だってことだ。
だから、ノックアウトされて当然だったんだな。
こういう雰囲気の小説を、いつか書いてみたい。
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