ＭＵＦＧ傘下アユタヤ銀、ＩＴや支店網拡大

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成長するところにお金は集まるのかな

成長して　東南アジア

ＭＵＦＧ傘下アユタヤ銀、ＩＴや支店網拡大に最大3.07億ドル投資

2015/04/28 20:55 

    ［バンコク　２８日　ロイター］ - 三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ傘下のタイ銀行大手アユタヤ銀行は２８日、２０１７年まで６８億━１００億バーツ（２億０９００万━３億０７００万ドル）を、情報技術（ＩＴ）更新や支店網拡大に投じ、小口顧客の需要を呼び込む方針を明らかにした。 

    後藤謙明社長・最高経営責任者（ＣＥＯ）が記者団に語った。消費者金融における主導的立場を維持し、住宅ローン市場のシェア拡大も狙う。 

    同氏によると、情報技術関連の更新に年２０億━３０億バーツを投資、新店舗当たり８００万━１０００万バーツを投じ、１００店舗を新設する。これにより、総店舗数は７５５店となり、国内上位４行平均の１２００店に近づくとしている。アユタヤ銀は現在、国内５位。 

    同氏は、タイ一流の金融グループを目指す考えを示した。 

    アユタヤ銀行はまた、３年間の事業拡張の一環として、カンボジアやラオス、ミャンマー、ベトナムにおける自動車・消費者融資の事業機会も模索しているという

タイのアユタヤ銀、３年で100支店開設 

2015/4/29 0:09

　■アユタヤ銀行（三菱東京ＵＦＪ銀行傘下のタイ大手）　28日、向こう３年間で100支店を開くと発表した。支店数は約15％増える。８億～10億バーツ（30億～36億円）を投資し、個人客や中小企業との取引拡大につなげる。

　アユタヤ銀は2017年まで年率10％弱のペースで貸出残高を増やす中期経営計画を掲げる。ＡＴＭもタイ国内で2000カ所増設し、利便性を向上させる。後藤謙明社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は「三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ内の連携を生かし、海外事業を拡大するタイ企業などとの取引を増やしたい」と語った。

　３年後も貸出金に占める企業向けと個人向けの比率は現在の６割、４割を維持する方針。投資銀行業務やプロジェクトファイナンスに関連する手数料収益の拡大にも取り組む。

　三菱東京ＵＦＪ銀は13年にアユタヤ銀行を買収し、今年１月にバンコク支店と統合させた。出資比率は約77％。アユタヤ銀の14年末の貸出残高は１兆127億バーツ（約３兆7000億円）だった。

（バンコク＝小谷洋司