30日の東京株式市場で日経平均株価は8日続落。終値は前週末比62円98銭(0.46%)安の1万3481円38銭と、4月18日以来、2カ月半ぶりに1万3500円を割り込んだ。8日続落は昨年11月2日から13日以来、約7カ月半ぶり。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスによる日本国債の格上げをきっかけに円相場が1ドル=105円台まで上昇したことで、自動車や電機など輸出関連の主力株が下落した。
景気に不透明感が強まる中、あす発表の日銀の企業短期経済観測調査(短観、6月調査)をはじめ、今週は内外の経済指標の発表が相次ぐことも買い手控えにつながった。取引時間中は値ごろ感や投資信託の買い観測で上昇する場面もあった。東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら4日続落。


