みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●日経平均株価大幅安
株価が大きく下落しています。
これは当メールマガジンでも何度かお伝えしてきたことかもしれません。
では、私が投資家の心理を占う上で重要視している騰落レシオはどうか??
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0188
もう一段の下落を示唆していると言えるでしょう。
13,000円割れも覚悟する必要があるかもしれません。
株価が下落するのは、誰にとっても嫌なものです。
しかし、そのときこそ、投資チャンスが到来すると見ることもできるのです。
投資には、どうしてもストレスがつきまといます。
そのストレスとの付き合い方を知る上でも騰落レシオは便利なツールです。
来週も、毎日チェックする日が続きそうです。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.イングラーシアの自動車産業グローバルアイ
2.新興国株連動ETF上場
3.福留、価値ある「普通」
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1.イングラーシアの自動車産業グローバルアイ
(出所)2008年6月27日付日経産業新聞1面
●元WSJ紙にピュリツアー賞を受賞したポール・イングラーシア氏
●世界の自動車業界を一刀両断
●ビッグ3復活を裏付ける3つの「理由」は興味深い
米ゼネラル・モーターズの株価が冴えない。
昨日のニューヨーク市場では、前日比▲11%もの下落を演じ、
いよいよ株価10ドルを割ろうとしている。
時価総額は日本円で約6,000億円と、世界の株式市場の中で、
1,000位にも入らない状況となってきた。
しかし、元米ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)の
デトロイト支局長時代に、米ゼネラル・モーターズ(GM)の経営危機の内幕を報じ、
1993年のピュリツアー賞を受賞したポール・イングラーシア氏は、
「ビッグ3の中でも、GMとフォードの2社は、今後の生存競争に勝ち抜き、
成功さえするかもしれない重要な理由がきちんとある」と書いている。
その理由は、以下の3つだ。
1)歴史を振り返れば、自動車メーカーが
思わぬ復活を遂げた例はいくらでも転がっている
2)全米自動車労組(UAW)とデトロイト3社が結んだ
新たな協定は画期的な意味を持つ
3)GMとフォードは国際展開に成功している
さらに、手元資金が豊富であることも見逃せない。
今年第一四半期末でGMは270億ドル(約2兆7,000億円)、
フォードは287億ドル(約2兆8,700億ドル)もの豊富な資金を持つ。
ということは、GMは、保有現金の5分の1で評価されていることになる。
タイミング次第では、投資妙味があると私も考える。
2.新興国株連動ETF上場
(出所)2008年6月27日付日本経済新聞朝刊7面
●野村アセットマネジメントが上場投資信託(ETF)を上場
●ブラジル、ロシア、南アフリカに連動する
●いよいよ海外ETFが日本の証券取引所で売買が可能に
野村アセットマネジメントは26日、新興国の株価指数に連動する
上場投資信託(ETF)3本を7月に上場すると発表した。
ブラジルの株価指数に連動するETFは7月18日に東京証券取引所に、
ロシアの南アフリカの指数に連動するETFは7月29日に大阪証券取引所に上場する。
国内証取には既に中国、韓国のETFが上場しているが、
3国のETFは初めて。
これにより投資の幅が広がることは好ましいことだ。
いままでは、海外ETFに投資をしようと考える場合、
楽天証券やSBIイートレード証券などの口座を持たなければ難しかった。
それが、通常の国内証取で投資が可能であれば、
身近に感じることができるだろう。
しかし、海外ETFの上場が、今のように株式市場が不調な場面では、
効果を発揮しないかもしれない。
海外株は、日本株に比べると、リスク許容度が低い。
情報の密度も薄くなりがちであることも影響しているだろう。
とはいえ、日本でも多様なETFが上場されることは望ましいことだ。
世界で1,300本あると言われるETFのうち、日本はまだ60程度にすぎない。
国際投資をもっともっと身近にする
東証、大証の取り組みが加速することを期待したい。
3.福留、価値ある「普通」
(出所)2008年6月27日付日本経済新聞朝刊37面
●福留は未知の世界に対する高揚感や戸惑いを見せない
●我が道を淡々と進む姿勢に、チームが刺激を受ける
●結果、自分のストライクゾーンが広がりつつある
100年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指し、快進撃を続けるカブス。
それは、31歳の新人、福留孝介の加入が大きい。
元中日ドラゴンズの主軸であり、活躍を見ていると、素直にうれしい。
しかし、それ以上に、福留の考え方には学びが大きいことが分かる。
●米国と日本の野球は違うかと尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「違うといえば違うけれど、同じといえば同じ。
だから、同じだと考えるようにしている」
●福留はバットがちょうど920グラムでないと気になるほど
繊細な神経の持ち主だ。
日米の差を考え出したら身が持たない。
だから違いに順応しようとするより、違いはないんだ、
と自らに言い聞かせている。
「普通のことを普通にしたい。なぜなら、それがいちばん難しいことだから」
謙遜ではない。
そこには自分においての普通は並のプレーではない、との自負がのぞく。
●過去にマリナーズでイチローを見てきたカブスの打撃コーチであるペリーは
「福留の特長は適応が早いことだ」と言う。
「自分のストライクゾーン」が広がりつつある証拠がみえる。
実際に4ヶ月で6カ国を訪問取材すると、
やっぱり日本企業を調査することとなんら変わらないということに気づく。
私も適応を早くし、ストライクゾーンを確実に広げていきたい。
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