■ テクニカル : 短期底打ち色アップ
3日ぶりの10日線回帰により、昨日安値19,474円での短期底打ち期待を高める格好。ただし、未だ方向感を確定する動きには至っていないため、戦略上は上昇トレンド回帰による20,000円超えと19,000円台前半までの下ブレの双方に備えたいところ。
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□ 今晩のNY : リバ優勢 - ギリシャ情勢
リスク志向色を示した東京時間中の日経平均、NYダウ先物、為替市場の動向からは、18,000前後から18,200ドルレンジでの反騰基調継続が本線。もっとも、デフォルトが視野に入っているギリシャ債務問題については、その解決の糸口が見えていない状況に変わりはないため、要人発言への過剰により再度17,800ドルを割り込む場面にも警戒。
なお、UT、ベライゾン、トラベラーズなどの決算については市場全体への影響は軽微とみています。
□ 明日の日本 : 続・指数は底堅く、個別物色はマバラ
NYに異変がなければ、日経平均(先物や)東証主力株の一部は本日の流れを引き継いだしっかりとした推移がメイン。中小型株についても、日経が一気に20,000円を試すようなら相応の盛り上がりが期待されますが、基本は「地合い悪にほど過剰に反応」する脆弱な需給環境と踏むのが賢明。
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★ 明日の戦略 : 株価に流されず、トレンドに逆らわず!
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週末のEU首脳会合におけるギリシャ問題の行方に不透明感が残る中での上値追いは違和感が強く残ります。よって、明日も指数高に急かされることなく、月内中に複数回のヒヤッとする場面が到来する事を念頭に一定の余力はキープしたいところ。
一方で、今晩中にも20,000円を試しそうな日経平均先物を踏まえれば慎重策一辺倒もリスキー。
『 理性と本能のバランス! 』