仁戸名のはんじさんのブログ

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 自家培養軟骨の生産能力増強

 

 富士フィルムホールディングス子会社で再生医療製品を手掛けるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC)は6月にも、自家培養軟骨の生産能力を増強する。10億円弱を投じて愛知県本社の一部を改装する。自家培養軟骨の急速な普及に対応する。 

 設備増強により、年間生産能力は現在の500個程度から数千個規模になるもよう。同社の自家培養軟骨「ジャック」は患者の軟骨細胞を自家培養した後、欠損したひざ関節などの軟骨に移植する。関節の痛みが和らぐほか、歩行機能を改善する効果も期待されている。

 厚労省は自家培養軟骨の利用には、一定の基準を満たしたうえでJ・TECの研修を受けた医療機関に限定している。2014年春には認定施設は100に満たなかったが、再生医療の導入機運の高まりとともに認定施設も増え、今年4月時点で全国170に広がっている。今年も利用が拡大するとみて供給体制の増強を急ぐ。

                              2015・4/18 日経朝刊 



 航空機バイオ燃料の屋外培養  ユーグレナ、米大と研究


 バイオベンチャーのユーグレナは17日、米国でミドリムシの培養実験を始めると発表した。米カリフォルニア大学サンディエゴ校と共同で、9月末をめどに航空機燃料向けに遺伝子組み換えミドリムシの屋外培養技術の開発を目指す。米国の実験結果をもとに、大量培養施設の候補地選びにも活用する。

 屋外培養を試みるのは近畿大学とユーグレナが航空機向けに開発した、従来のミドリムシに比べて油脂が100倍多いミドリムシとなる。培養技術を検証しながら、9月末までにカリフォルニア大の設備で屋外培養を達成したい考えだ。

 ユーグレナは2020年にミドリムシ由来の航空燃料の実用化を目指しており、大量の燃料を安定供給できる体制づくりを進めている。海外を視野に大量培養施設の建設を計画している。燃料の精製については、米シェブロンの子会社と日本国内でプラント建設を交渉中だ。

 原料となるミドリムシの大量培養には年間を通して温暖な気候といった条件がある。


                               2015・4/18 日経朝刊

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