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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
19885.77(+ 16.01)△0.08%
◎TOPIX
1599.42(+ 10.61)△0.67%
◎売買高概算 25億4007万株
◎売買代金概算 2兆8158億円
◎時価総額 576兆2587億円
◎値上り銘柄数 1064
◎(年初来)新高値 140
◎値下り銘柄数 680
◎(年初来)新安値 15
◎変わらず 136
◎騰落レシオ(25日)
105.73%(前日比3.77%低下)
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗
●○○●○○○●●○●○ 58.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+1.64%
75日線比+7.87%
◎為替
(対 ド ル)119.33(前日比0.16円高)
(対ユーロ)127.34(前日比0.62円安)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
220.7円(+ 7.6円)24875万株
2.三菱UFJ<8306>
805.3円(+ 21.6円)11490万株
3.シャープ <6753>
277円(+ 12円)10630万株
4.新日鉄住金<5401>
315.5円(+ 9.8円) 4407万株
5.神戸製鋼 <5406>
235円(+ 5円) 4188万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
17100円(+ 50円) 1161億円
2.ソフトBK<9984>
7686円(+ 62円) 923億円
3.三菱UFJ<8306>
805.3円(+ 21.6円) 912億円
4.三井住友 <8316>
4905.0円(+181.0円) 619億円
5.みずほ <8411>
220.7円(+ 7.6円) 541億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1400万株 買い1320万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比16円(0.08%)高の1万9885円で取引終了です。昨晩のNYダウは75ドル高でしたが、朝方に円相場が一時1ドル=118円台後半の円高に振れたことを嫌気して売りが先行、10:47には下げ幅が127円となって1万9742円となる場面がありました。
ただ、売り一巡後は先高期待からの押し目買いが優勢となって下げ幅縮小。円相場が1ドル=119円台半ばの円安に向けて動き始めたことも支援材料となり、大引けは小幅ながらプラスとなっています。
尚、東証が発表した4月第2週(6日~10日)の投資家別売買動向は、外国人は2週連続で買い越しとなり、買越額は5910億円と2014年11月第1週の7691億円以来の高水準に膨らんでいます。その前の週は4453億円の買い越しでした。個人は2週連続で売り越しとなり、売越額は3642億円です。
業種別では、石油、銀行、鉄鋼、海運、商社、非鉄などが高く、精密、空運、小売、食品などが下げています。
個別銘柄では、石油関連株が軒並み高。石油資源が165円高の4495円、海洋掘削が155円高の4155円、国際帝石が76円高の1489.5円。JXは19.2円高の507.9円、出光興産も127円高の2343円と年初来高値を更新しています。
昨晩のNY市場で原油先物が1バレル=56ドル台まで上昇して約4ヶ月ぶりの高値水準となっており、原油価格底入れを材料視した買いが入っています。尚、原油価格は3月半ばに43ドル台まで下落していました。
ブリヂストンが61円高の5070円と年初来高値接近、豊田織機が290円高の7370円、ユニプレスが75円高の2467円、NOKが80円高の3840円となるなど自動車部品の一角が値を上げています。
TPPを巡って日本から輸出する自動車部品に米国がかける関税の一部をTPP発効後に即時撤廃する方向で調整に入ったと報じられ、輸出拡大に繋がるとの見方から買いが入っています。
三井造船が9円高の206円と5%近い上昇。防衛省から新型潜水艦救難艦を19年ぶりに受注したと報じられ、材料視した買いが入っています。受注したのは新型潜水艦救難艦(ASR)1隻で、契約額は約292億円です。
ミネベアが36円高の1883円と値を上げています。15年3月期の連結営業利益が前の期比86%増の600億円前後になった模様と報じられ、従来計画585億円を上回って17年ぶりに最高益を更新することから好感した買いが入っています。スマートフォン向け照明部品や自動車用の小型軸受け(ベアリング)の販売が好調です。
その他、超電導フライホイール蓄電システムを材料にクボテックが80円高の410円とストップ高。水素関連で岩谷産業が31円高の845円、NTTが220円高の8245円、Gショック好調のカシオが98円高の2365円といずれも年初来高値更新。地銀再編関連でふくおかFGが49円高の675円、静岡銀が77円高の1299円、十八銀が22円高の379円と地銀株の上昇が目立ちます。
本日の新高値銘柄は、国際帝石、石油資源、コムシス、清水建、大和ハ、積水ハ、ドトール、三越伊勢丹、クミアイ化、JX、出光興、リンナイ、シャープ、アルパイン、カシオ、ホンダ、伊藤忠、岩谷産業、セブン銀、NTT・・・等々です。
【相場格言】
~ 二度に買うべし、二度に売るべし ~
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【2】主な投資判断 **
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[UBS証券]
引上げ B→A
(2212)山崎製パン 1,450→ 2,700円
引下げ A→B
(6588)東芝テック 1,000→ 720円
引下げ A→B
(7752)リコー 1,550→ 1,350円
[ゴールドマンS証券]
新 規 A
(6201)豊田自動織機 8,200円
据置き A
(3231)野村不動産 2,770→ 2,850円
引上げ B→A
(2432)DeNA 1,590→ 3,300円
据置き C
(3632)グリー 590→ 610円
[野村証券]
据置き A
(3087)ドトール日レス 2,200→ 2,800円
[SMBC日興証券]
引上げ B→A
(6952)カシオ 1,860→ 2,800円
引上げ B→A
(9020)JR東日本 10,200→12,400円
据置き A
(9613)NTTデータ 5,300→ 6,200円
引下げ A→B
(6755)富士通ゼネラル 1,700円
[三菱UFJMS証券]
引上げ B→A
(8273)イズミ 3,380→ 5,500円
引下げ B→C
(4684)オービック 3,700→ 4,310円
引下げ B→C
(4733)OBC 3,320→ 3,710円
[みずほ証券]
据置き A
(2871)ニチレイ 670→ 750円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】グランビルの視点 **
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テクニカル分析で偉大な功績を残したグランビルは、三つの立場から相場を読みとることが大切であると説いています。
その第一は、雑念を払い去って市場の動きそのものを読みとることが重要であると言い、雑多な株価変動要因を取り払い、株価の動きを支配するものは市場での需給関係であるという考え方に立ち返ることを説いています。
第二に、株価のサイクルやトレンドを読むことが大切である説いています。これは株式投資の基本中の基本です。
そして第三は、タイミングの重要性です。株式投資では銘柄よりもタイミングが重要であるといわれますように、どんなにいい相場でもタイミングを間違えれば儲けそこないます。
さらに言えば、タイミングと同様に投下資金の増減の仕方も重要であり、このことに注意を払わないと良い結果を残せません。
投資の成否を分かつのは、多分にメンタルな部分にあります。的確な判断力・決断力・行動力に加え、揺らぐことのない信念と、じっとチャンスを待つ忍耐力や精神力を持ち合わせていればほとんど必勝のはずです。要するに、投資の成否の鍵は、惑わされることのない強靭な心にあります。