ヒロろんさんのブログ

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概況


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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
18112.61(+ 75.91)△0.42%

□ナスダック       
5011.02(+ 33.73)△0.68%

□S&P500      
2106.63(+ 10.79)△0.51%

□ダウ輸送株       
8704.81(+  7.02)△0.08%

□半導体株(SOX)    
709.32(+ 11.47)△1.64%

□NY原油先物(5月限)   
56.39(+ 3.10)

□NY 金先物(6月限) 
1201.30(+ 8.70)

□バルチック海運指数    
586   (+  5)

□為替      
(対ドル)119.06(前日比0.43円高)
        
(対ユーロ)127.17(前日比0.45円安)

□CME日経225先物 
19860(- 10)※大阪先物比


 15日のNY株式市場は、好業績銘柄やエネルギー株中心に買いが入り、ダウは続伸しました。

 前日引け後に決算を発表した半導体のインテルや、この日の取引開始前に決算を発表したデルタ航空が上昇して始まり、企業業績に対する過度の懸念が後退。欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で緩和継続を決定し、資金流入が続くとの期待から欧州株が上昇したことも追い風となりました。

 4月のNY連銀景気指数は予想外のマイナス、3月の米鉱工業性指数は予想よりもマイナス幅が拡大した一方、4月の米住宅市場指数は予想以上の上昇となるなど、この日発表された経済指標はまちまちの内容でしたが相場への影響は限定的でした。

 需給の緩みが解消に向うとの見方から原油相場が大幅高となり、エネルギー株が上げ幅を拡大したことに加え、米連邦準備理事会(FRB)がこの日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で雇用に対する原油安の悪影響を指摘したことで利上げ時期が遅くなるとの見方が広がったことも支援材料となり、ダウは一時120ドル超まで上げ幅を拡大しました。

 これからも企業の決算発表が相次ぐことやダウが過去最高値に迫りつつあることから引けにかけては上げ幅を縮小しましたが主要3指数は揃って上昇しました。3日ぶりに反発したナスダック指数は、3月23日以来、約3週間ぶりに節目の5000に乗せて取引終了です。

 S&P業種別指数では、生活必需品(日用品、食品・飲料、たばこ等)を除く9業種が上昇。中でもエネルギーの上昇が顕著でした。

 個別銘柄では、売上高見通しが市場予想を上回ったインテルが買われ、テキサス・インスツルメンツやクリーなどの半導体株も上昇。大幅な増益決算を発表したデルタ航空も買い優勢で推移。原油の需給改善期待からエクソンモービルやシェブロンなどを含めエネルギー株が広範囲に上昇しました。

 朝方に決算を発表した金融大手のバンク・オブ・アメリカは、1株利益が市場予想を下回ったことで売りが優勢となりましたが、減益決算が嫌気され前日下げたウェルズファーゴが反発し、増益決算で前日上げたJPモルガンも続伸。乳がん患者を対象とした臨床治療で進展があったと発表したファイザーもしっかりでした。

 ダウ構成銘柄では、インテル、キャタピラー、JPモルガン、ゴールドマンサックス、エクソンモービル、シスコシステムズなどの上昇が目立つ一方、ユナイテッドヘルスやマクドナルド、ゼネラル・エレクトリック、ホームデポなどが下げています。


 NY原油先物(WTI)は上げ幅を拡大し5日続伸。週間の在庫統計で原油在庫が予想ほど増加せず、需給が引き締まりつつあるとの見方から買いが優勢となりました。金先物は3日ぶり反発です。





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【2】本日の注目点と話題                     **
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◆15日の世界の株式市場は、日経平均株価が方向感なく小反落。上海株は4日ぶりに反落。中国当局が発表したGDPなどの弱い経済指標で追加緩和期待が高まりましたが、上海株は約7年1カ月ぶりの高値圏にあることから利益確定の売りが優勢となりました。香港ハンセン指数は、中国当局による追加金融緩和を期待した買いで反発しました。

 欧州株は英FT指数が続伸し過去最高値を更新。独DAXは小幅に反発。NY株も終日買い優勢で推移しました。

 CME日経225先物(円建て)は1万9860円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9869円とほぼ同水準となっています。



◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0000円 心理的節目、大台

 1万9905円 5日線

 1万9869円 昨日終値

 1万9860円 CME日経先物

 1万9623円 一目基準線

 1万9529円 25日線

 1万9500円 心理的節目



◆本日は、8:50に週間(4月5日~11日)の対内証券投資動向、13:00に3月の首都圏マンション市場動向、15:00に週間(4月6日~10日)の投資部門別売買状況の発表があります。

 なお、先週木曜日の東京株式市場では、取引開始前に発表された対内証券投資動向(3月29日~4月4日)で、海外投資家による日本株への投資が3週ぶりの買い越しとなり、買越額も1兆円超で5カ月ぶりの規模となったことを好感した買いが入りました。


 海外では、週間の米新規失業保険申請件数、3月の米住宅着工件数、4月の米フィラデルフィア連銀景気指数の発表が予定されています。イベントとしては、フィシャー米FRB副議長がインフレについて講演、ワシントンでG20財務相・中央銀行総裁会議が17日までの日程で開催されます。

 また、NY市場では金融のゴールドマン・サックスとシティグループ、クレジットカードのアメリカン・エクスプレス、医療保険のユナイテッドヘルスなどが決算を発表します。



◎主な決算
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 15:30 ブロンコビリー(3091)


◆その他のトピックは、電力の東西融通を拡大・経産省、音楽配信がCD上回る・昨年の世界売上高、原油価格に底入れ観測、ガソリン価格が3週連続値下がり、ノキアが仏アルカテル買収、中国は景気下支え不可避・成長減速で、ECBは緩和を継続、ギリシャの財政赤字は想定の2倍。

 トヨタが中国とメキシコに工場新設、カラー複写機の新製品を中国で先行発売・キヤノン、SBIがタイでネット証券・現地で合弁、星野リゾートが3年ぶりに高級旅館、アスクルとヤフーが化粧品専門サイト、ニトリが女子陸上部、オムロンがスマホ向け部品の新工場、DICは自動車向け高機能樹脂を増産。

 野村不HDが前期純利益を上方修正・配当も増額、ミネベア17年ぶり最高益、クラリオン9割増益、昭和電工の1~3月は営業益5割減、ゴールドクレ前期純利益を下方修正、いちよしの前期純利益は59%減の見込み、信用評価損益率が2週連続で改善、健康コーポは4月末現在の1株を2株に分割、チヨダが自社株取得枠設定・・・等々。


◎明日の主な予定

 17日(金)
 海帆(3133)がマザース上場
      
 3月の消費動向調査
      
 4月の米消費者態度指数
      
 3月の米消費者物価指数
      
 3月の米景気先行指標総合指数
      
 GEやハネウェルなどが決算を発表


◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 乱高下して後高し

 <相場高低判断> 相場は変化あって高し





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【3】心に残る名言                        **
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 真剣にやると、知恵が出る。

     
 中途半端にやると、愚痴が出る。

     
 いい加減にやると、言い訳しか出てこない。


          
 第20代商青連会長  大脇 唯眞
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