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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
19908.68(+ 3.33)△0.02%
◎TOPIX
1590.82(+ 4.56)△0.29%
◎売買高概算 17億3332万株
◎売買代金概算 2兆0111億円
◎時価総額 574兆0025億円
◎値上り銘柄数 1279
◎(年初来)新高値 187
◎値下り銘柄数 475
◎(年初来)新安値 3
◎変わらず 126
◎騰落レシオ(25日)
113.02%(前日比5.26%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗
○●●○○●○○○●●○ 58.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+2.18%
75日線比+8.32%
◎為替
(対 ド ル)119.74(前日比0.89円高)
(対ユーロ)126.35(前日比1.09円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
213.9円(+ 0.6円) 8991万株
2.シャープ <6753>
264円(+ 14円) 6722万株
3.ユニチカ <3103>
59円(+ 1円) 4199万株
4.三菱UFJ<8306>
780.0円(+ 8.6円) 3937万株
5.日電硝子 <5214>
660円(- 5円) 3620万株
◎売買代金上位
1.ソフトBK<9984>
7501円(+ 148円) 959億円
2.日経レバE<1570>
17130円(± 0円) 819億円
3.ソニー <6758>
3750.0円(+ 80.0円) 390億円
4.トヨタ自 <7203>
8285円(+ 37円) 387億円
5.三菱UFJ<8306>
780.0円(+ 8.6円) 305億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1080万株 買い1230万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比3円(0.02%)高の1万9908円で取引終了です。
昨晩のNYダウが80ドル安となったことを受けて寄付きは売りが先行、76円安のオープニングとなりました。ただ、その寄付きが本日の安値となり、下値では日銀やGPIFなどの公的マネーが流入してくるという見方は根強く、徐々に押し目買いが優勢となって9:21には一転して17円高まで浮上。その後は日米主要企業による決算発表を控えて内容を見極めたいとのムードから手控え気分が強まり、引けにかけては神経質で膠着感の強い展開となっています。尚、今晩には米金融大手のJPモルガン・チェースや半導体のインテルが決算発表を予定しています。売買代金は概算2兆111億円、上海総合指数は13ポイント(0.3%)高の4135です。
業種別では、紙パ、水産、建設、鉄鋼、石油、海運、非鉄などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、ロボットスーツ「HAL」開発のサイバダインが45円高の3285円と値を上げて年初来高値更新。新株予約権付社債と海外での新株発行で合計410億円を調達すると発表する直前の2014年11月26日以来、約4ヶ月半ぶりの高値水準となります。
昨日に大和ハウスがCYBERDYNE(サイバダイン)が開発・製造するロボットスーツ「HAL」を全国の介護・福祉施設向けに販売を開始すると発表し、引き続き材料視した買いが入っています。その大和ハウスも9.5円高の2693円と連日で年初来高値更新です。
大林組傘下で道路大手の大林道路が47円高の697円と大幅高。前引け後に2015年3月期の連結純利益が従来計画より10億円多い52億円(前期比31%増)になった模様と発表。前期配当を従来計画より4円増配して16円とすることも発表し、好感した買いが入っています。
宝飾品販売を手がけるヨンドシー(4℃)が124円高の2640円と大幅高で上場来高値を更新。昨日に16年2月期の連結純利益が前期比13%増の41億円と4期連続で最高益になる見通しと発表。年間配当も前期比8円増の40円にするとし、好感した買いが入っています。
銀座の老舗百貨店の松屋が120円高の1981円と大幅高で年初来高値を更新。昨日の引け後に2015年2月期の連結経常利益が45%増の22億円となったと発表。1月公表の直近予想19億円も上回り、好業績を好感した買いが入っています。店舗改装で集客力が向上し、高級婦人靴などの販売が好調。訪日外国人客の増加で免税品も大きく伸びています。
腕時計のセイコーHDが34円高の619円と上昇。2016年3月期の連結営業利益が前期推定比2割増の160億円程度になる見通しと報じられ、好感した買いが入っています。売上高の5割強を占める主力の腕時計が好調です。
その他、蘇生期待からシャープが3日連続高で14円高の264円、上下水道用機械専業大手の前澤工業が好業績発表で40円高の400円、インバウンド消費関連で真珠のTASAKIが180円高の3080円、土木に定評の安藤ハザマが27円高の682円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、ショーボンド、積水ハウス、サントリー、わらべや、Jフロント、松屋、セブン&アイ、王子紙、ロート薬、リクルート、NEC、ソニー、アルプス、ドンキホーテ、西松屋、TASAKI、ヨンドシー、西松屋、TASAKI、ヨンドシー、西武HD、ソフトバンク・・・等々です。
【相場格言】
~ 二度に買うべし、二度に売るべし ~
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【2】主な投資判断 **
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[クレディS証券]
据置き A
(4272)日本化薬 1,700→ 1,890円
[UBS証券]
据置き A
(2502)アサヒグループ 4,200→ 4,600円
据置き A
(9086)日立物流 1,850→ 2,300円
[JPモルガン証券]
新 規 A
(6005)三浦工業 1,600円
新 規 A
(6326)クボタ 2,500円
新 規 A
(6395)タダノ 2,000円
新 規 A
(6471)日本精工 2,200円
新 規 A
(6472)NTN 830円
新 規 A
(6506)安川電機 2,000円
[野村証券]
引上げ B→A
(3659)ネクソン 1,100→ 1,750円
据置き A
(9020)JR東日本 11,500→12,500円
据置き A
(9022)JR東海 22,500→27,000円
据置き A
(9432)NTT 8,330→ 8,750円
[みずほ証券]
据置き A
(2651)ローソン 9,700→10,500円
据置き A
(3407)旭化成 1,200→ 1,330円
据置き A
(7966)リンテック 2,900→ 3,400円
[大和証券]
引下げ 3→4
(4581)大正製薬 8,300→ 7,600円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】「三」が表す相場の習性 **
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数字の「三」は、古今東西を問わず神聖な数字とされてきました。中国の陰陽道では陽数と言われる奇数の中でも、天・地・人を表わす「三」は特に縁起の良い数字とされています。
キリスト教の「三位一体」、仏教でも欲界・色界・無色界を表わす「三界」や、法身・報身・応身を表わす「三身」など、「三」は特別な数字として使われています。
また、スポーツの世界では心・技・体の「三徳」が必要とされ、元気・やる気・根気の「三気」を持って、雑念・妄念・邪念の「三念」を排し、病気をしない・怪我をしない・気にしないのいわゆる「三しない」も大切です。
「御三家」や「三三九度」、「三種の神器」など、「三」を使った日本語の用例もたくさんあり、ことわざには「石の上にも三年」「三度目の正直」「三人寄れば文殊の知恵」などとあります。
相場の習性を伝えた相場格言(下記)にも「三」という数字がよく登場します。
「三割高下に向かえ」
「売り買いは三日待て」
「天井三日、底百日」
「小回り三月、大回り三年」
「三段下げ、三段下げ」
「(上げ幅の)三分の一押し」「(下げ幅の)三分の一戻し」
あるいは酒田五法の「三山、三川、三空、三兵、三法」も有名です。他にも崩落の予兆とされる「三羽烏」、戻り売りの急所とされる「三手打ち」、三日待つべしに通じる「三手待ち」、天底に現れる三手組み合わせの「明星」、上昇の狼煙「赤三兵」等々、多くの場面で“三手”が重要視されます。
相場の世界で日柄や値幅、足型等、多くの場面で登場する「三」という数字は、それが経験則に基づくものであるだけに軽視できない数字です。
今晩のJPモルガン、インテル、ジョンソン&ジョンソン等から米企業の四半期決算の発表が本格化します。ちなみに、トムソン・ロイターの調査では主要500社の1~3月期の利益は前年同期比2.8%減、ブルームバーグの調査では5.8%減と、いずれも金融危機後の09年7~9月期以来、およそ5年半ぶりの減益が予想されており、ドル高の影響や先行きの見通しに注目が集まります。