あっち(対向車線)もこっちもけっこう車だらけだったけど、わずかな登り坂で他車はそれほど速くないわけだし、くぃくぃっとかわしながら右に左にかわして、、、、と、ゆるい右カーブ・・・・
あ、あ゛-----、、、、(詳細省略)、、、、センターラインをはみ出し対向車線に・・・・
げげー、前からトレーラーがぁーーーーー、死んじゃうぅーーーー。
なので、さらに右へ・・・
・・・ぐわしゃ!・・・・
わお。反対車線のさらに向こう側のガードレールに。まーそれでも対向車に正面衝突しなくてよかった。とくにあのトレーラだったらこっちがぺちゃんこだったぜー、ひーひー。
とりあえず、この場所はまずいな、、、エンジン止まってるが、キーを回す。
ぉぉ、エンジンかかった。ゆるゆると、広いところまで前進。
車を止めて、降りてみる。
前どうなっとるか?エンジン動いたんだし、このまま帰れるかもね。
ぎょぎょ、フロントグリルがない。
後ろを振り返る。
ぎょえー、あっこのガードレールに、おいらのフロントグリルがへばりついてる。
しかも、そこに、ナンバープレートも・・・・こりゃほって帰るわけにはいかんな。
ところでフロントグリルがないってのは大丈夫なのか?
・・・・あ、やっぱしね。ラジエーターのふたが飛んで、湯気が出てる・・・
「もしもし、レッカーで回収お願い」
「事故ですか?警察にも連絡してくださいね」
・・・・パトカー来る・・・・
「いやー、ちょっとハンドルとられて・・・」
・・・
「また若いやつが馬鹿やったか、と思って来て見りゃおっさんだがね。ちょっと気を付けてくださいよ。」
「ガードレール傷つけちゃったみたいで」
「弁償ですな」
「誰に?」
「国道ですからね。国交省かな。問い合わせて見たら?」
・・・・・・
・・・・レッカー車来る・・・・
「じゃ、引いてきますんで、いっしょに乗ってく?」
「お願いします。あ、それと、あそこにへばりついてるグリルとバンパー積んでってくんない?ナンバー付いててはずかしいから・・・」
(注)フィクションではありませんが、昔の話ですし、しらふでしたし。