ヒロろんさんのブログ
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雑談
春色日増しに濃く、吹く風も肌に心地よく感じられる季節になりました。
さて外国人主導の強力な上昇相場を演じている株式マーケット。3月29日~4月4日の週には日本株を1兆361億円(財務省調べ)と1兆円を超える爆買い(大幅買い越し)で日本株の上昇を牽引。今週末にはついに日経平均株価は一時2万0006円と約15年ぶりの2万円大台乗せとなっています。
週末の独DAX指数は208ポイントの大幅高で1万2374と史上最高値を更新、NYダウも98ドル高で上値追いの展開継続中、中国・上海総合指数も昨年来高値を連日で更新するなど世界的株高という大きな流れは継続しています。
来週の東京市場も引き続き上値を指向する好調な展開、楽しみな展開となってきそうです。尚、9月には自民党総裁選が控えており、政府からは6月に成長戦略、7月は骨太の方針が示されることも期待され、再び政策期待が高まることも押さえておきたいポイントです。
ところで、株式マーケットに臨むに当たりましては、チャートや技術指標などのテクニカル分析、さらに企業業績や経済状況などのファンダメンタルズ分析、いずれも基本的部分はしっかりと押さえておく必要がありますが、もう一つ、先人の貴重な教えである相場格言やアノマリー(理屈では言い表すことが
出来ない傾向的な動きのこと)も投資をする上で有効な判断材料となります。
本日は以下にて投資に『役立つ相場格言』をいくつかご紹介させて頂きます。
☆ 投資に役立つ相場格言 ☆
『戎(えびす)天井・戎(えびす)底』
正月9日ごろのえびす祭りの前後に天底をむかえやすい。
『節分天井・彼岸底』
2月の節分頃に天井を付け、春分の日の前後に底を打つことが多いという経験則。
『天神天井、天神底』
7月下旬に行われる大阪天満宮の天神祭前後に天底を付けやすい。
『大保合い(もちあい)は大相場』
保ち合いとは相場がほとんど動かない場合や、動いてもあるボックスを行ったり来たりと動く相場の事を言い、この期間が長ければ長いほど、いざ上放れた時に大相場に繋がる可能性が高いという経験則。
『小回り三月(みつき)、大回り三年』
相場には周期があり、短期で3ヶ月、長期では3年で上昇や下降を繰り返すという格言。
『麦わら帽子は冬に買え』
麦わら帽子を買う人が多いのは夏ですが、株式の場合は皆と同じように買っていては(行動していては)勝てないという教え。誰も見向きもしない時こそ安く買うチャンス。
『もうはまだなり、まだはもうなり』
「もう底だ」と思えても「まだ下がる」ことがあり、「まだ下がる」と思えても「もう底」となっているという相場に臨むに当たっての戒め。
『蒔かぬ種は生えぬ』
種を蒔かなければ芽は出てこない。何もしなければ結果も出ないという教え。
『生兵法(なまびょうほう)は大怪我のもと』
いい加減な兵学や武術を身につけていると、かえって大怪我の原因になるという意味。生半可な知識を持ち、下手に自信を持っていると失敗するということはよくある話です。
『早耳の早だおれ』
市場に流れる噂は目先の材料が中心でガセネタも多いです。それだけに、早耳情報(未確認情報)ばかりを追いかけて、そういう情報をたくさん持っていてもせいぜい小遣い銭を稼ぐのが関の山で、なかなか大儲けは出来ない。
『初押しは買い』
本格的な上昇相場では最初に値下がりしたところは絶好の買い場。上昇相場での小さな下げは押し目と言って、そこが買い場となりますが、特に最初の押し目は大切です。
『閑散に売りなし』
相場が低迷すると売り買いが細って閑散となります。売りたい人はすっかり売ってしまった後で売り物も出ません。そういう時は得てして陰の極(相場の最悪期)で買いに利ありとなります。
『売れば二上がり、買えば三下がり、切ってしまえば本調子』
売れば値上がりし、買うと値下がりする。諦めて処分すると、そこから相場は本調子になるという意味です。「株を買うより時を買え」との格言もありますが、銘柄が間違っていなくてもタイミングを間違うと上手く行きません。こういう場合には、目先で投資を行なっていることが多いことから、投資スタンスを中長期方針に変えてみると良いです。
相場格言は、相場で苦労した先人達の血と涙の結晶であり、その短い言葉の中に相場の極意、相場の秘伝とも言うべき奥深い意味が隠されています。株式投資に失敗した時、迷いが生じた時、折に触れて相場格言に目を通すことで、必ずや正しい方向に導いてくれるはずです。
付け加えますと、常に申し上げています通り、目先の値動きに一喜一憂することなく、中長期スタンスで臨む。すなわち『遠きをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す』となり、そして『人々西に走らば、我が東』、『人の行く裏に道あり、花の山』、さらに『いのち金には手を付けるな』、これを励行することで投資成果は必ずや大きく向上するはずです。
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