さて早速くですが、本日は日経平均株価が4日ぶりに小さく下げましたが、取引時間中としては2000年4月17日以来、約15年ぶりに2万円の大台を回復しました。
ところで、スーパーでは、冬が終わる頃から、フキノトウ、フキ、菜の花、ウド、セロリ等々、独特の苦味を持っている春の野菜が並びます。
この苦味は冬の間に蓄えられたビタミンやミネラル類によるもので、昔から「春は苦いものを食べよ」と言い伝えられてきましたように、冬の間に身体に溜まった毒気を取り除いてくれる作用があり、口に広がる若々しい苦味は春の味そのものとなっています。
売り場に並ぶ「蓬(よもぎ)餅」(草餅)も春の味です。蓬は山野のいたるところで自生している草で、駆虫や止血効果が知られ、蓬の葉を乾燥させて裏側の綿毛を集めた「もぐさ」はお灸として用いられます。
昔食べた蓬餅と比べますと、買ってきたそれは風味がまるで違いますが、それでも、野趣豊かで香気高く、苦味を伴った独特の風味で餡を包んだその味はどこか懐かしく感じられ、春の味そのもです。