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液晶TV産業は誰が儲かっているの?
液晶TV産業は裾野の広い産業だ。
まず、パネルを製造するためのULVUCのような装置メーカがある。
そしてシャープのようなパネルメーカがある。
そしてパネルをつくための材料(ガラス、各種フィルム、液晶、インジウム、ポリイミド・・・)メーカ、
そして出来上がったパネルをTVとして組み立てるメーカがある。
パネルメーカは、日本・韓国・台湾に集約しており国家間の競争になっており、今年は各国の投資競争が熾烈になっている。
このような産業構造でどこが儲かっているのだろうか?
TVメーカは安売りのため儲かっているメーカはほとんどない。
パネルメーカは強い立場にあり、そこそこ儲かっているはず。
装置メーカは需要の変動が激しく、事業展開が難しく儲けることは非常に難しい。
一番儲かっているのはやはり材料メーカだろう。この材料メーカのTOP企業は好業績を謳歌し株価も高い。
液晶と太陽電池は構造が似ており、軸足を太陽電池に移すメーカも増えている。
アメリカのゴールドラッシュ、1800年代後半。金を発掘する人が稼いだけど、ジーンズ屋も稼ぎました。それから今、残っているのが1873年創業のリーバイス。
デファクトスタンダードを作ったところは強いですよね。材料メーカーも特許を持っているところは強いでしょう。ただし、デファクトになれないと競争に入り厳しくなる。
なかなか難しいですね。
液晶や半導体は装置と材料を買えば、中国・台湾・韓国でも作れます。
しかし、化学材料はそう簡単に真似することができません。
それが日本の強みであります。
頑張れもの造り大国、日本!
そういえば、、、私は液晶テレビ工場見たことありますよん
>液晶や半導体は装置と材料を買えば、中国・台湾・韓国でも作れます。
こういわれるのもわかる気がするんですよね(^^ゞ
部品がそろえば、
意外と作るのは簡単なんだーとおもった記憶も。
液晶パネルはそうは行かないんですけど(^^ゞ
何回も検査されてると思うんで。。。
ご指摘通り、「装置と材料があれば作れる」は極論でして、良品をたくさん作る(つまり歩留まりを上げる)ための技術・ノウハウはそう簡単には身に付きませんません。
しかし台湾・韓国は量産することでこれらのノウハウを身に付けてきたようです。
やはり「経験」が大事だと思います。