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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
17880.85(+117.61)△0.66%
□ナスダック
4917.32(+ 30.38)△0.62%
□S&P500
2080.62(+ 13.66)△0.66%
□ダウ輸送株
8566.47(- 38.84)▼0.45%
□半導体株(SOX)
692.68(+ 3.51)△0.51%
□NY原油先物(5月限)
52.14(+ 3.00)
□NY 金先物(6月限)
1218.60(+17.70)
□為替
(対ドル)119.48(前日比0.50円安)
(対ユーロ)130.53(前日比0.15円高)
□CME日経225先物
19580(+190)※大阪先物比
イースター連休明けのNY株式市場は、利上げの時期が遅れるとの見方で買い優勢となり続伸しました。
この日は先週末発表の3月の雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことを受けて景気の先行き懸念から売りが先行し、取引開始直後にダウは110ドル超の下落となりました。
売り一巡後は、雇用回復の鈍化で利上げ時期が後ズレするとの見方が強まり指数はプラス転換。ニューヨーク連銀総裁が利上げペースは緩やかになると発言したことや原油相場の大幅反発、3月の米ISM非製造景況感指数が市場予想と一致したことも買い安心感につながり指数は上げ幅を拡大しました。
S&P業種別指数は全10業種が上昇。エネルギー、公益(電力等)、テクノロジーなどが上昇率上位となっています。
個別銘柄では、電気自動車(EV)のテスラ・モーターズが大幅高。1~3月期の出荷台数が四半期ベースで最高となったことが材料視されました。原油相場の上昇を手掛かりにエクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー株が上昇。アナリストによる投資判断の引き上げを手掛かりにマイクロソフトや玩具のマテルなどにも買いが入りました。
8日に決算を発表する非鉄のアルコアが上昇。指数への影響が大きいアップルも堅調でした。一方、バイオ医薬品のユニキュアとの提携を発表したブリストル・マイヤーズスクイブは資金負担による財務悪化懸念から軟調に推移。アムジェンやセルジーンなどのバイオ医薬品株の一角も下落。原油高が嫌気されアメリカン航空やユナイテッド・コンチネンタルなどの航空株も下げました。
ダウ構成銘柄では、マイクロソフトを筆頭にスリーエム、アップル、キャタピラー、シェブロン、コカコーラ、ボーイングなど15銘柄が上昇した一方、ジョンソン&ジョンソン、ディズニー、ビザなどが軟調でした。
NY原油先物(WTI)は大幅反発。供給過剰による需給の緩みが改善しているとの観測や利上げ時期の後ズレするとの見方が原油上昇を後押し、終値としては2月18日以来、約1カ月半ぶりの高値水準です。NY金先物も反発し、2月13日以来の高値で終了です。
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【2】本日の注目点と話題 **
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◆昨晩のNY株は、利上げ時期が遅れるとの見方から買いが優勢となり上昇しました。CME日経225先物(円建て)は1万9580円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9397円と比べ180円ほど高い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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1万9778円 直近高値(3月23日)
1万9580円 CME日経先物
1万9500円 心理的節目
1万9397円 昨日終値
1万9351円 一目転換線
1万9277円 5日線
1万9228円 25日線
◆昨日の日経平均株価は37円安の小反落。先週末発表の3月の米雇用統計が予想以上に弱い内容だったことから売りが先行し一時193円安まで下げる場面がありましたが、押し目買いなどで下げ幅が縮小しています。
個別銘柄では、共立メンテナンス(9616)が3日連続高で昨年来高値を更新。シャープ(6753)やコカウェスト(2579)が大幅高。キッコーマン(2801)やグリコ(2206)、ヤクルト(2267)など食品株の上昇も目立ちました。
◆本日は8:50に3月末の外貨準備高の発表。また、本日から明日までの日程で日銀金融政策決定会合が開催されます。海外では韓国サムスン電子が1~3月期決算を発表する予定です。
◎主な決算
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15:00 高島屋(8233)
15:30 スギHD(7649)
◆その他のトピックとしては、ローソンと佐川がコンビニ商品を宅配へ、東芝が水素エネの開発拠点、アシックスが東京五輪の国内最高位スポンサーに、日銀は昨日ETFを365億円買い入れ、14年度の新車販売は3年連続でアクアが首位、トヨタが欧州向け小型車を刷新、ファストリ実店舗とネット通販を連動、楽天と日本郵便が通販ロッカー9日開始、軽減税率の対象品目を3案軸に検討、1~3月の米テスラの出荷台数は四半期で最高。
ヤマトの14年度の宅急便取り扱いは2.6%減、すき家と吉野家の3月はともに減収、損保大手の保険料収入が2.8%増、オリンパスは中国で医療機器の販売攻勢、オンワード樫山は着物事業撤退、ローム円安で一転増益に、みらか11期連続最高益に、IHIはブラジル造船関連で損失計上、コーテク前期純利34%増、アダストリアの今期経常8%増、三協立山の6~2月期純利28%減・見通しは維持、フィリピン株が最高値更新・・・等々。
◎明日以降の主な予定
8日(水)
2月の国際収支
日銀金融政策決定会合の結果発表
3月の景気ウオッチャー調査
FOMC議事要旨
アルコア決算
9日(木)
3月末の都心オフィス空室率
Jフロントやファストリ決算
2月の米卸売売上高
10日(金)
3月の中国CPI・PPI
◆今日の高島暦
< 相場の波動 > 人気に逆行して動く日
<相場高低判断> 高保合いで変化なし
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【3】心に残る名言 **
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生まれて初めて目にする時のように、
あるいは死ぬまで二度と目にしない時のように、
あらゆるものをご覧なさい。
そうすれば皆さんの人生は、至福の輝きに包まれることでしょう。
ベティ・スミス
(限られた命。改めて1日1日を大切にすることの重要さを感じさせられます。)