先日開花したばかりの近所の桜はこの陽気であっという間に満開の時期を向えました。
ソメイヨシノは花が終ってから葉を伸ばすのが特徴ですが、昨夜の風が花を少し散らして、すでに若葉も確認できます。今年の花時は少し短いのかもしれません。
ところで、４日の土曜日は満月で、太陽・地球・月が一直線に並び、月が赤黒く見える「皆既月食」となるそうです。
方角は東から南東にかけて。午後７時１５分から月が欠け始め、午後８時５４分から９時６分までの約１２分間、月がすべて地球の影に入る皆既月食となり、天気が良ければ赤銅色の月と夜桜との共演も期待できます。（ただ、天気予報には雨マークがついていますが。）
ちなみに、４日は旧暦で言うと２月１６日になります。この日の満月と桜に関しては、８００年ほど前の下記の歌がよく知られています。
「 願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃 」 西行
西行法師が桜の花咲く如月（旧暦２月）の望月（満月）の日に亡くなりたいと願ったその日で、その願いどおりになったとされています。春の気が満ちてゆくような、ちょうど今時分の春の穏やかさだったのかもしれません。
