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個人投資家に逆張りすれば勝てる時代は終わった

<株主総会>存在感増す個人株主 企業側の対応急務に

6月27日22時15分配信 毎日新聞

 「私たちの提案に対する個人株主の賛成票は着実に増えている」。英投資ファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメント・マスターファンド(TCI)がJパワーの株主総会で提案した増配などが否決された26日夜、アジア代表のジョン・ホー氏は、個人株主には理解が広がったとの認識を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000160-mai-bus_all

個人投資家が短期売買にはまっていた時期は、逆に張って株価を下げれば個人投資家は損切りをしてくれて、売り崩した者が買い戻しをして利益を得ることが出来た。
ところが今はどうだろう。
短期売買で痛い目に会った個人投資家は、長期投資に方向性を変えて、株価をいくら下げても投げることはせず、逆に次々に新規の個人投資家が増えていくだけのようだ。
株主数で言えば、07年度は12年連続で増加し、過去最高を記録したという。
12年連続といえば、結局ところバブル崩壊からほぼ一貫して、個人投資家に日本株は買われているということだ。

個人投資家の個々の力は、永遠に機関投資家の足元にも及ばない。
機関投資家が株価を下げれば、いくらでも株価は下がってしまうのが現状だ。
しかしいくら下げたとて、買い戻して持ち株数を復活させなければ、それはただの損切りなのである。
機関投資家の脳裏には、間違いなくこんな疑問が沸いている。
安く買えるように株価は下げたが、果たして本当に必要なだけ株を買い戻すことは出来るのだろうか、と。

日経平均株価は1989年12月29日に終値で3万8915円の最高値をつけた後、現在まで一度も最高値更新をしていない。
現在の日本の上場企業が、バブル期をはるかに越える強力な組織体になっているというのにである。
摩訶不思議なこともあるものだ。
しかし摩訶不思議な夢の世界から、いつか目覚める日も、また必ずくるのである。
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