急な所要の為、農協でチョット借りた軽の乗用車を運転して用事先に向かった。
その家はお城の石垣の側で入り組んだ路地の奥にあった。行き止まりの道なのだった。
用件を話ししていたら銀行の支店長がやって来た。偶然だった。顔は見覚えがあるのだが名前が出て来なかった。
話を終えてその家の裏口から出た。入った時は表からだったのだが何故か出た時は裏口だった。
別の道に面していた。自動車を置いている所は表なので回って戻らなくてはならない。
ぐるぐると路地道を回って表側に来た。あれ?車が見当たらない。付近を捜した。
あちらこちらと急ぎ足で探したがそれらしき車がない。もしかしたら盗まれたのかも。
まさかこんな路地の奥で盗まれるとは思ってもいなかった。
借りた物なので焦った。必死で探したが夕方になって陽が落ち暗くなって来た。
これは大変だ。農協に連絡しなければ…と携帯電話をかけようとした。いくら操作してもいつもの画面が出て来ない。
電話帳の画面が出て来ない。おかしい?なんでや~?急いでいるのに携帯電話もつながらない。
そんな時電話が鳴った。電話に出た。どこかの会社が掛けて来た電話セールスだった。
緊急時になんの電話か~腹が立った。それに話して来た電話の女性がたどたどしい日本語だった。
中国人のようだった。
「いい加減にして下さい!今緊急時の忙しい時にセールス電話をかけて来ないでください!」
胸が圧迫され右の肺の奥がズキンと疼いた。「うっ!苦しい」
持病があるだけにまさかこんな時に急病が?と思っても ますます痛みが増して来る。
救急車を呼ばなくては・・・でも携帯電話が通じない。どうしょ・・・
その時、チチチチ、、、と小鳥の声が聞こえて来た。目覚めた。。。
夢だったのだ。悪夢じゃ~。生きて生還して良かった。汗をかいていた。ぅ、ぅ、怖い夢だった。
株式市場に悪夢が起きない事を祈る。NYダウは安かったが日経先物は少し戻している。
どちらに動くのだろう?わからない。今日も様子見でお休みしよう…っと。夢見が悪かったから。