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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
18116.04(- 11.61)▼0.06%
□ナスダック
5010.97(- 15.45)▼0.31%
□S&P500
2104.42(- 3.68)▼0.17%
□ダウ輸送株
8968.40(-179.73)▼1.96%
□半導体株(SOX)
723.96(- 6.95)▼0.95%
□NY原油先物(5月限)
47.45(+ 0.88)
□NY 金先物(4月限)
1187.70(+ 3.10)
□バルチック海運指数
594 (+ 3)
□為替
(対ドル)119.65(前日比0.42円高)
(対ユーロ)130.97(前日比1.41円安)
□CME日経225先物
19645(- 45)※大阪先物比
週明け23日のNY株式市場は、利益確定の売りで反落しましたが、緩和的金融政策が長期化するとの見方が相場を下支えしました。
この日も為替市場でドルがユーロに対し下落したことや原油相場の上昇を好感して買いが入り、米連邦準備理事会(FRB)は利下げを急がず緩和的な金融政策が続くとの観測も支援材料となり、ダウとS&P500はプラス圏で推移しました。
市場予想を下回った2月の中古住宅販売件数に対する市場の反応は鈍かったものの、主要指数が最高値圏にあることから利益を確定する売りが出やすかったことや、週末のイエレンFRB議長の講演の内容を見極めたいとして積極的な商いが手控えられたことから相場は方向感なくもみ合いました。
ナスダック指数は約15年ぶりの過去最高値更新を目前にして、バイオ医薬品株の下落が重石となり、6日ぶりに反落。ダウとS&P500は引け前15分でマイナスに転じました。
S&P業種別指数では、資本財(機械、航空機・防衛関連等)、金融、エネルギーなどが下落した一方、生活必需品(日用品、タバコ、飲料)がしっかりでした。
個別銘柄では、医薬品大手のファイザーが上昇。同社とイーライリリーが当局に差し止められていた鎮痛剤の臨床試験を再開すると発表したことが材料視され、イーライリリーもしっかりでした。一方、バイオ医薬品のギリアド・サイエンシズは、同社のC型肝炎治療薬服用で死亡事故が発生したとの報道が嫌気され下落。新薬の臨床試験が失望的な結果となったバーテックスが大きく下落し、直近上げていたバイオジェンやセルジーンなども軒並み下落しました。
冴えない見通しを発表した鉄道のカンザスシティー・サザンが大幅安となり、同業のユニオン・パシフィックやCSXなどにも売りが波及。アメリカン航空やデルタ航空かども下げました。一方、アップルやフェイスブックが上昇。資源のBHPビリトンやフリーポート・マクモランなどの上昇も目立ちました。
ダウ構成銘柄では、ファイザー、マクドナルド、IBM、エクソンモービル、アップルなど12銘柄が上昇した一方、ホームデポ、ボーイング、シェブロン、JPモルガン、ユナイテッド・テクノロジーズなど18銘柄が下落しました。
この日から取引の中心が5月物となったNY原油先物(WTI)は、為替市場でドルがユーロに対し下落したことなどを手掛かりに買いが入り上昇しました。金先物は4日続伸。バルチック海運指数(BDI)は7日続伸です。
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【2】本日の注目点と話題 **
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海外市場ではNY株や独DAX指数は反落しましたが、英FT指数は6日連続高で過去最高値を連日更新です。
CME日経225先物(円建て)は1万9645円で、昨日の東京市場の日経平均終値1万9754円と比べ110円ほど安い水準です。
◎日経平均株価と上下の節目
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2万0000円 心理的節目 大台
1万9754円 昨日末終値
1万9645円 CME日経先物
1万9565円 窓下限(3月<iframe name=