最近の新聞紙上やネットのニュースに毎日のように出て来る「ワイセツ事件」。
被害に遭うのが下は幼児、小中高生から娘さん、中年おばさん、熟年おばさんにまで被害者は多い。
一番多い年代が若い娘さんたちだ。一番少ないのが婆ちゃんだ。
ワイセツ行為を行う犯罪者には年齢による差別意識があるようだ。
加害者の職業は多くにまたがるが、ニュースで取り上げられるのは教師、警官、公務員、などが主だ。
それでは「ワイセツ」と「愛撫」との境目はどこなんだろうと考えてみた。
する行為そのものは全く同じなんだが、一方は犯罪で処罰され、片方は女性に喜ばれると言う正反対の評価になる。
こんな話があった。
若い恋人同士が混みあう電車に乗った。女性の後ろには恋人が立っていた。
その内女性の腰のあたりに誰かが触って来る感触を感じた。チラッと振り返ると恋人の顔が見えた。
てっきり好きな恋人が触って来ていると思って感触を楽しんでいた。
触っていた手が腰からお尻に下がって、やがて下着にまで伸びて来た。
「混んでる車内なのに大胆ね~」と はにかみながらもアバンチュール的興奮を覚えていた。
そしてふともう一度後ろを振り返ったら、恋人は少しずれた位置に立っていて、真後ろには知らないおじさんが密着していたのだ。
「ぎゃあああ!痴漢よ~!」と大声で車内が騒然となった。
ワイセツ事件として犯人が捕まった。
先ほどまでは「愛撫」、人が思っていた人と違ったら「ワイセツ」。
この判断の分かれ目は「女性に決定権」がありそうだね。