七面山は、
通な人びとにとっては初心者向けな山と言われているけれど。
伏見稲荷の稲荷山ですら厳しいという状況ならば、
とてもではないけれど、七面山を登るのは絶望的なくらい無理です。
伏見の稲荷山のざっと10~20倍くらい、大変だとみておかないと。
それに、稲荷山と違って、
ごつごつした膝下くらいの高さをした石段が永遠に続いているし。
それだけでも、疲労度は稲荷山の5倍は辛い。
オイラは初心者だったので、
踊り場付近に備えてあったベンチへ、
毎回腰掛けて、
ゆっくり、ゆっくり亀のように登っていたけど。
行き過ぎていくベテランからは
「こーんな初っぱなから休んでいたら、日が暮れちゃうぞ」
などと、からかわれたりして。
でも、登頂するペースがわからない以上、
仕方がなかったし、正解だった。
途中、80歳くらいの婆さまに、ビュンと抜かれた。
瞬間、「なんで、そんなに速く登れるのですか?」と尋ねると、
「だってオメー、休んでたら余計疲れるって」
と言われ、笑われる。
「南無妙法蓮華経」を蕩々と唱えながら登っていく、
日蓮宗の集団にも何組か出会う、
いや、ビュンビュン抜かれた。
また、富士山で強力をしていたという男性とも話した。
「あんた、七面山は初心者の山とか言われてるけど、
私から言わせてもらえば、あんたみたいな初心者で、
ここまで来たのは、十分に褒められるよ」
と、励まされる。
登りだけで5~6時間かかったけど、
頂上付近で、オイラより遥かに若い人が、
真っ青になって、死んだように倒れていた。
前日に眠れず、
山に呼ばれているような気がして、夜中の2時くらいに藤沢を車で出て、
(このときの車が、シビック君ハイブリッドだからね)
明け方の5時すぎくらいに、七面山へ到着。
燃費がカタログどおり、29.5km/hだったので驚く。
眠っていないのも手伝って、
山頂に着くだいぶ前から、
脚はガクガクで、オイラも先の青年のようになる寸前だった。
その奥にも湖があるという、
二階堂さんの話は知らなかったけれど。
湖の探検に行くのなら、
七面山頂上にある敬慎院の宿坊に泊まらないと無理でしょう。
更にその前に、麓にある旅館・春木(ハルキ)荘に泊まった方がイイですよ。
(思えば、ここにも「ハルキ」君がいたんだなぁ)
一週間くらい時間とって、ゆっくり登ったり、探検した方が無難かと・・・。
PS:筋肉痛対策に、ロキソニンを忘れずに。
オイラが下山した時間は、午後5時くらい。
(下りの方が、危ないけれど速い)
烈しい筋肉痛で、車が運転出来ないところだったけれど、
ロキソニン服薬で、速やかにウソのように回復して、
帰りの運転もこなせたのでした。
PS2:全体のペースがわかってしまえば、速く登れるようになるでしょう。
マラソンと一緒。
PS3:オイラが世話になった霊能者の日宋さんは、
七面山4往復とか、一日でしていたようです。
(彼は、元自衛隊だし)
PS4:精神的にいちばん厳しいときのチャレンジだったけど、
登っている最中は、そういう苦しいことを、一切忘れることができる。
頂上に着いたときの達成感や感動ったら、言葉にできない。
登ってみて、ヨカッタと思っています。
PS5:オイラの周りには、「ハルキ」君が一杯いるのだった。
中学の時には、野球部同期でピッチャーだった奴がいた。
下手くそなオイラが、彼のカーブをホームランしたら、
グラブ叩きつけて悔しがっていた。
病院時代には、大学の先輩な「ハルキ」君がいた。
彼は暴れん坊で、気に入らないとホントウに殴ったり蹴ったりする。
人を。
どーして、オイラの方が懲戒免職になるんだろう?
こんな話ばっかり、マエストロ掲示板でしていたのだから、
ついつい材料にしちゃいたくなっちゃった「ハルキ」君の気持ちは、
よくよくわかっているつもり。
ホントウに、不思議な因縁だってば。
PS6:そーそー、「ヨーコ」ちゃんもたくさん周りにいて・・・。
はいはい、もう止めとこっと。。