概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17749.31(-145.91)▼0.82%

□ナスダック       
4871.76(- 21.53)▼0.44%

□S&P500      
2053.40(- 12.55)▼0.61%

□ダウ輸送株       
8945.13(- 60.56)▼0.67%

□半導体株(SOX)    
707.79(+  5.02)△0.71%

□NY原油先物(4月限)   
47.05(- 1.12)

□NY 金先物(4月限) 
1151.90(+ 1.30)

□バルチック海運指数    
562   (+ 2)

□為替      
(対ドル)121.38(前日比0.05円安)
        
(対ユーロ)127.35(前日比1.40円高)

□CME日経225先物 
19210(+ 10)※大阪先物比



 先週末13日のNY株式市場は、弱い経済指標やドル高などが嫌気され反落しました。

 週末のこの日は前日の大幅高の反動もあって軟調に推移。朝方発表の2月の卸売物価指数(PPI)や3月の消費者態度指数がともに市場予想に反して低下したことも投資家心理を冷やしました。

 また、為替市場でドルがユーロに対し上昇し、海外売上高比率の高い米企業の業績を圧迫するとの懸念が強まったことや、原油安でエネルギー株が下げたことも相場の重石となり、ダウは一時265ドル安まで下げ幅を拡大しました。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を17~18日に控えて様子見ムードも強く、引けにかけては下げ幅を縮小しています。

 S&P業種別指数は全10業種が下落。公益(電力等)、素材(資源、鉄鋼等)、資本財(機械等)などが下落率上位となっています。

 個別銘柄では、原油安を手掛かりにアメリカン航空やデルタ航空などが上昇。前日下げたインテルは続落して始まったものの引けにかけて値を戻し上昇に転じており、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズやラムリサーチなども上昇しました。

 一方、原油安でシェブロンなどのエネルギー株が安く、BHPビリトンやフリーポート・マクモランなどの資源株も下落。機械のユナイテッド・テクノロジーズやキャタピラー、クレジットのビザやマスターカード、金融のシティグループやモルガン・スタンレー、飲料のコカコーラのアンハイザー・ブッシュなどの下げが目立ち、アップルやフェイスブックなども下落しました。

 ダウ構成銘柄では、マイクロソフト、インテル、ユナイテッドヘルス、ベライゾンなどが堅調だった一方、IBM、ユナイテッド・テクノロジーズ、ビザ、コカコーラ、ゼネラル・エレクトリックなどが下げました。

 NY原油先物は供給過剰感から4日連続安。終値としては1月29日以来、約1カ月半ぶりの安値で取引終了。NY金先物は小幅ながら2日連続高となりました。



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【2】本日の注目点と話題                     **
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 先週末の欧米市場はNY株は下げましたが、独DAX指数は反発し、過去最高値を更新。ユーロ安による業績拡大期待を背景に、独DAX指数構成銘柄で自動車大手のフォルクスワーゲンやBMWなどが上昇しています。

 CME日経225先物(円建て)は1万9210円で、先週末の東京市場の日経平均終値1万9254円円と比べ40円ほど安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 2万0000円 心理的節目 大台

 1万9500円 心理的節目

 1万9254円 先週末終値

 1万9210円 CME日経先物

 1万9008円 窓下限(3月「12日高値)

 1万9000円 心理的節目


 先週末の東京株式市場は、外国人による買いや公的年金の買いによる好需給、賃上げの広がりが景気や企業業績に好影響を及ぼすとの見方を背景に日経平均は大幅高で約15年ぶりの高値。東証株価指数(TOPIX)は7年3カ月ぶり高値、JPX日経インデックス400は指数算出開始(14年1月)以降の高値を更新して取引を終了しました。

 個別銘柄では、ファナック(6954)が3135円高(+13.2%)で指数を押し上げ。電通(4324)が3日連続高で昨年来高値更新。個人消費の拡大期待でセブン&アイ(3382)が9年ぶり高値。富山に本社を置くジェネリックの日医工(4541)が11日連続高で昨年来高値を更新しています。


 本日から2日間の日程で日銀金融政策決定会合、13:00に2月の首都圏マンション市場動向の発表が予定されています。ちなみに、1月の首都圏マンション発売戸数は前年比8.1%減の1679戸でしたが、2月は同13%増の3000戸程度が見込まれています。

 海外では、2月の米鉱工業生産・設備稼働率の他、ニューヨーク州の製造業の景況感を示す3月のNY連銀景気指数、米住宅建設業者の景況感を示す3月の米NAHB住宅市場指数の発表があります。



◎本日の主な決算発表
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 15:00 小林産業(8077)、正栄食品工業(8079)


 その他のトピックとしては、東洋ゴムが免震ゴムデータ偽装、アステラスがiPSで腎臓治療、キヤノンが低価格衛星、JFEエンジ印に焼却炉、リクルートが家事支援サービス、不二製油がブラジルの業務用チョコ最大手買収、三菱商がトルクメニスタンで化学プラント、ANAが海外で和食モール、プリマハムがタイで高級品生産、住友大阪セメが生コンの生産能力増強、15年度のIPOは100社規模で8年ぶり高水準。

 近鉄エクスのれん償却前利益5年で倍増、大ガスの電力事業の収益悪化、ホンダF1予選最下位、15年の白物家電出荷額4.2%増見通し、15年のPC世界出荷台数4.9%減見通し、エイチームが4月末で1:2の分割、一正蒲鉾が3月末で1:2の分割、ショクブンとツガミが自社株取得枠、パピレスと高見サイが自社株取得枠、内外トランスが20日付で1部指定、竹内製作所がジャスダックから1部に・・・等々。



◎明日以降の主な予定

 17日(火)
 日銀金融政策決定会合の結果発表・日銀総裁会見        
       
 3月の独ZEW景気予測指数
       
 2月の米住宅着工件数

 18日(水)
 2月の貿易統計
       
 3月の日銀金融経済月報
       
 2月の訪日外国人数
       
 2月の中国主要都市新築住宅価格
       
 米FOMC結果発表・FRB議長会見

 19日(木)
 2月の全国百貨店売上高
       
 3月の米フィラデルフィア連銀景気指数
       
 2月の米コンファレンスボード景気先行指数

 20日(金)
 日銀金融政策決定会合議事要旨(2月開催分)
       
 2月のコンビニ売上高



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 上寄り売り 下寄り買いの日

 <相場高低判断> 多少の波乱あらん




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【3】心に残る名言                        **
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  われわれはお互いに相手を尊敬すべきだ。

  
  どっちみちお互いに大した人間ではないのだから。

  
  百年もすれば完全に忘れ去られてしまう。

  
  人生は自分の手柄話をとくとく述べたてるには短すぎる。

  
  相手に話をさせよう。

                 
    デール・カーネギー
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