昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +259.83 @17,895.22, NASDAQ +43.35
@4,893.29)。これを素直に好感して、本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,126に対して、下落銘柄数は602となった。騰落レシオは137.37%へ上昇した。東証1部の売買代金は4兆3072億円と急増したが、これは本日がメジャーSQであったためである。
米国株の大幅上昇を受けて、TOPIXも日経平均も大きく続伸した。3月2日から始まった高値保ち合い圏を上放れした。5頭のクジラ(GPIF、3共済、かんぽ生命、ゆうちょ銀、日銀)の巨額な潜在買い需要があるので下値不安が少なく、買い上がり易いのだろう。そうは言っても騰落レシオは再び140%へ突入目前まで上がって来たので、高値警戒感は一層強くなってきた。1366日経平均ダブルインバースの出来高の急増ぶりを見ると、少なくとも個人投資家の多くは早晩、下落する方に賭けている。いつまでも上げ続けないのは確かで、いつか必ず下落に転じる。しかし、事前にそれがいつかを知ることはできない。「足るを知る」か上昇の限界まで付き合い、ジェシー・リバモアのように"I
am always long on top"を信条とするかは、その人の価値観や人生観次第だ。私は前者なので、全つなぎ状態にした。
TOPIX
+14 @1,560
日経平均 +263円
@19,254円
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、鉱業(2位)、その他金融(3位)、機械(4位)、電気機器(5位)となった。