■ テクニカル : 日柄調整の芽も浮上
未だ3/10安値18,577円での底打ち感は乏しいものの、20日線への抵抗感、3日ぶりの10日線回復、年初来高値更新などが、(鋭角な下落による値幅調整ではなく)ボックス相場による「日柄調整」を期待させる格好。
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□ 今晩のNY : 調整トレンド継続
東京時間中のユーロドルの軟調さやNYダウ先物の戻りの緩慢さを踏まえれば、FRBの早期利上げを見越した月初からの「ポジション調整トレンド」の継続が本線。想定レンジは17,500~17,800ドル。
※ 引き続き、2月安値からの上昇幅1251ドルに対するフィボナッチ押し(0.618=17,514ドル)水準かつ26週線が控える"17,500ドル台前半が下値抵抗帯"として機能するか否かがテクニカル上の焦点に。
□ 明日の日本 : SQ値確定後の波乱に警戒
先物での買い方の目標値である19,000円超えを本日中に達成していますので、NYに異変がなければ本日終値から±100円レンジでの落ち着いや流れが予想されます。
リスクシナリオとしては、本日の買い仕掛けの反動に外部環境の悪化が加わった場合の18,700円付近までの下ブレに警戒。
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★ 明日の戦略 : 指数高に煽られず、物色トレンドに注目!
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メジャーSQを巡る先物の攻防は買い方の勝利で幕を閉じようとしており、来週の米FOMCも無難に通過すれば、日経高に個別株がリンクする好循環も想定されます。
その場合、継続的に物色されている平時のボラティリティが低い消費関連や医薬品株、不用意にボラが大きい低位株やIPO関連などから、「相応のボラと出来高とテーマ性」を有する与しやすい銘柄群へと物色トレンドが変化するか否かが最大の焦点となりますが、昨日買われた建設が本日既に伸びを欠く現状では期待多寡。
よって、少なくとも明日一日に関しても指数高に煽られる事なく「3~5割前後の余力維持、上昇局面はポジション整理、日経暴落局面は買い見送り」などの継続によりマーケットとの一定の距離を保ちながら、週明け以降のリスタートに備えていってください。
『 ジャンプ前に腰を落とす! 』