昨日の米国株式相場は小幅続落した(DJIA -27.55 @17,635.39, NASDAQ -9.85
@4,849.94)。しかし、本日の日本株全般は依然として先高感が強く続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,443に対して、下落銘柄数は295となった。騰落レシオは130.24%。東証1部の売買代金は2兆5226億円。
米国株の続落にもかかわらず、先高感が強くTOPIXも日経平均もギャップアップして始まり、さらに上げて陽線で終えた。日経平均は10日移動平均線を回復し、時の利は再び買い転換した。日経平均は一時、2000年4月19日以来15年ぶりに19,000円台まで上げた。
日経平均ベースの予想EPSは1,113円なので、株主の期待収益率を8%、EPSの長期的な期待成長率(≒名目GDP成長率)を2%と見積もって日経平均のフェアバリューの概算値を計算してみると、18,550円となる。P=1,113/(0.08-0.02)=18,550。EPS期待成長率をもう少し高めの2.2%と見積もると、19,189円となる。日本経済が2.2%で数十年先まで成長が続くことを織り込んでいることになる。GPIFの信託銀行経由の買いを期待していると思われる相場に危うさを感じるが、相場に勢いがあるときはこうなる。
TOPIX
+21 @1,547
日経平均 +268円
@18,991円
33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、空運(2位)、不動産(3位)、海運(4位)、銀行(5位)となった。