概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17662.94(-332.78)▼1.85%

□ナスダック       
4859.80(- 82.64)▼1.67%

□S&P500      
2044.16(- 35.27)▼1.70%

□ダウ輸送株       
8798.35(-129.78)▼1.45%

□半導体株(SOX)    
701.30(- 13.73)▼1.92%

□NY原油先物(4月限)   
48.29(- 1.71)

□NY 金先物(4月限) 
1160.10(- 6.40)

□バルチック海運指数    
568   (± 0)

□為替      
(対ドル)121.13(前日比0.65円高)
        
(対ユーロ)129.38(前日比2.17円高)

□CME日経225先物 
18540(-130)※大証先物比



 10日のNY株式市場は、ドル高が米企業の収益を圧迫するとの見方から売りが拡大し大幅反落。ダウの下げ幅は今年最大を記録しました。

 先週末の2月の米雇用統計を受けて早期利上げ観測が強まったことや欧州中央銀行(ECB)の量的緩和などにより為替市場でドル買いが加速。ドルは対円で一時7年8カ月ぶりの高値、対ユーロで一時12年ぶりの高値をつけたことで海外売上高比率の高い米企業の収益が悪化するとの懸念が強まりました。

 米労働省が朝方発表した1月の求人労働移動調査で求人件数や求人率が高水準だったこともドル高を後押し。ギリシャの資金繰りを巡る懸念がくすぶっていることや、株価水準が高値圏にあることから売りが出やすく、全面安の様相となりました。

 S&P業種別指数は全10業種が下落。テクノロジー、金融、資本財、素材などが下落率上位となっています。

 個別銘柄では、景気動向に敏感なユナイテッド・テクノロジーズやスリーエムなどの工業株、JPモルガンやシティグループなどの金融株などの下げが目立ち、グーグルやフェイスブックなども下落。「アップルウォッチ」を発表したアップルも終日軟調な展開。ギリアド・サイエンシズやアマゾンなどのモメンタム株も下げました。

 一方、予想以上の好決算を発表したカジュアル衣料のアーバン・アウトフィッターズが大幅高。百貨店のメーシーズとコールズもしっかり。自社株買いを発表した半導体のクアルコムは寄り付き上昇したものの買いが続かず下落に転じています。

 ダウ構成銘柄では、ユナイテッド・テクノロジーズ、インテル、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、スリーエムなど29銘柄が下落した一方、デュポンがプラスで取引を終了しました。

 NY原油先物(WTI)は反落。米エネルギー省がWTIの価格見通しを引き下げたことやドル高が重石となりました。金先物も早期利上げ観測やドル高が重石となり反落しました。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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 昨晩のNY株は大幅反落し、ダウは今年最大の下げ幅を記録。CME日経225先物(円建て)は1万8540円と、昨日の東京市場の日経平均株価の終値1万8665円と比べ125円安い水準となっています。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万8979円 直近高値(3月6日)

 1万8778円 一目転換線

 1万8776円 5日線 

 1万8665円 昨日終値

 1万8540円 CME日経先物

 1万8500円 心理的節目

 1万8360円 窓下限(2月20日高値)

 1万8279円 25日線



 昨日の東京市場は、日経平均が2日続けての下落。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も連日の下落です。

 個別銘柄では、ミニショベル主体に建機を手掛ける竹内製作所(6432)が大幅高。東証1部への市場変更と記念配を好感した買いが入りました。アップル関連銘柄として電子部品のアルプス(6770)が物色され昨年来高値を更新。マイナンバー制度の運用開始を来年1月に控え、関連銘柄の大塚商会(4768)が大幅高となっています。



 本日の予定は、

◎1月の機械受注(発表時刻8:50)
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 機械受注では民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が注目されます。昨年12月は前月比8.3%増と高い伸びを示し、10~12月期は前期比0.4%増で2四半期連続のプラスとなっています。

 1~3月も増勢が続くと見込まれていますが、1月に関しては前月比で4%程度のマイナスが予想されています。



◎2月の企業物価指数(同8:50)
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 企業物価指数は企業間で取引する製品の価格水準を示し、素材などの需給動向を反映するため、景気の動きを把握する手掛かりとなります。

 1月は0.3%上昇で、2月は原油価格の下げ止まりなどで上昇率は0.5%に拡大する見込みです。ただし、増税の影響を除けば、伸び率は4カ月連続でマイナスになるとみられます。



 また、本日は9日時点の給油所のガソリン価格の発表があります。ちなみに前回2日時点のガソリン価格は、原油相場の下げ止まりを反映して3週続の値上がりとなっています。

 海外では、2月の中国工業生産高や中国小売売上高など、中国のマクロ統計の発表が相次ぎます。NY市場では米連邦準備理事会(FRB)の大手銀に対する自己資本審査の結果公表があります。



◎本日の主な決算発表
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 15:00
 イハラケミ(4989)、東京楽天地(8842)

 15:30
 ティー・ワイ・オー(4358)、三井ハイテック(6966)

 16:00
 トーエル(3361)・・・など



 その他のトピックとしては、ドル独歩高で円安加速、一時7年8カ月ぶりに122円台、長期金利が一時3か月半ぶり高水準、水素スタンドの審査期間短縮、工作機械受注額が17カ月連続増、復興事業で新5年計画、日生が7年ぶり増配、ファミマとユニー来年9月統合で協議、ドルベース日経平均が2カ月ぶりに25日線下回る、昭和シェル子会社が米でメガソーラー、パナが資本管理体制を変更、シャープ新型液晶パネル量産、中国で「PS4」今月発売、クラリオン28%減益、スズデン一転赤字、東建コーポの3Qは経常13%増、2月インド新車販売7%増・・・等々。



◎明日以降の主な予定

 12日(木)
 1~3月期の法人企業景気予測調査
       
 2月の消費動向調査
       
 2月の米小売売上高

 13日(金)
 メジャーSQ
       
 1月の鉱工業生産指数確報・稼働率指数
       
 2月の米PPI
       
 3月の米消費者態度指数速報値



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 >
人気に逆行して動く日

 <相場高低判断>
前場保合い、後場下る




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【3】心に残る名言                        **
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 伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高く、

      
 聞くこと先なるは、謝することひとり早し。

      
 これを知らば、もってそうとうの憂いを免るべく、もって躁急の念を消すべし。

                         
 (菜恨譚)

 (長い間うずくまって力を蓄えていた鳥は、飛び立てば必ず高く舞い上がり、いち早く開いた花はいちばん先にしおれてしまう。この道理を心得ておけば、途中でへたばる心配もなく、あせって苦しむこともない)
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