■ テクニカル : 「10日線の攻防」再び
短期トレンドの重要指標である10日線(18,763円)を視野に入れた"正念場"。アルゴやディーラー筋が嫌う強めの売りサイン「MACD陰転」が点灯しているだけに、18,500円どころまでの自然体の調整、18,000円どころまでの深押しを視野に入れた柔軟性の高い戦略で取り組みたいところ。
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□ 今晩のNY : 不安残し
17,700ドル台では先週末の大幅安(-278ドル)に対する自律反発狙いの買いが下支えとなる一方、17,900ドル台後半ではFRBによる利上げ懸念を受けた利益確定売りが上値を抑える展開がメイン。今週の展望でお伝えした「米債務問題」への注目度が高まるようなら17,600ドル台までの続落も念頭に。
□ 明日の日本 : 先物主導の波乱含み
NYなりに寄り付いた後は、週末のメジャーSQを意識した先物需給次第の波乱含みの展開へ。直近の株価推移や先物手口からは「買い方優位」に変わりはないものの、アルゴ特有の「横並びの利確 → 途転ショートの膨張」となる場合には18,500円台を覗く場面に警戒したいところ。
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★ 明日の戦略 : 続・余力キープで乱高下を俯瞰する!
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週末各所で見受けられた『ドル円・日経平均ともに中長期上昇トレンドを継続する』との見通しに異論はありませんが、日米株式指数がともにMACD陰転・5日・10日線のデッドクロスが視野に入っている現状をノープランで買い向かうのはリスク過多。
よって、大まかには12月同様に「広めのレンジ内で起伏の激しい推移をこなしながらテクニカルを調整させた後に再度上値模索トレンドへ回帰する」とみるのが賢明であり、現状はそのボックスの下限を探る展開と判断しています。
なお、下値メドとしては(上記テクニカル要因から)18,500円、18,000円などの節目に注目していますが、下がり方や下落要因によって対処法は変わりますので、明日も目先の調整を許容&歓迎できる体勢 =『3~5割前後の余力キープによりの相場との居心地の良い距離を維持しながら、本気買いの"勝負どころ"を探る』イメージで臨んでいってください。
その他、昨日触れた以下のスタンスも継続。
・ 好トレンド銘柄や情報銘柄に関しては、銘柄数を極端に絞り込んで押し目買い、上昇時は短期的なオーバーシュートによる日経19,100円超えも念頭に 売りすぎ注意。
・ 一見して割安に映る出遅れ銘柄からは距離を置き、ストレス化している持ち株は淡々とポジション縮小。
『 火中での傍観はNG! 』