25日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら5日続落。終値は前日比19円64銭(0.14%)安の1万3829円92銭で、2007年12月12―19日の6日続落以来、約半年ぶりとなる5日続落だった。国内外景気に対する警戒感から前場は200円超下落する場面があったものの後場は徐々に下げ渋った。連日の下落で主力株に値ごろ感から見直し買いが入ったほか、国内機関投資家による買い観測を指摘する声が聞かれた。このほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文の見極めたいとの声は多く、「様子見ムードの中先物主導で前場に売り仕掛けた参加者が後場に買い戻したことが現物株に影響した」(国内証券情報担当者)との見方が多い。前場は前日の米株式相場の続落を警戒。スルガコーポによる民事再生法の適用申請も市場心理を冷やし幅広い銘柄に売りが目立った。東証株価指数(TOPIX)は反落した。


