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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
18751.84(+ 48.24)△0.26%
◎TOPIX
1523.72(+ 6.71)△0.44%
◎売買高概算 18億2465万株
◎売買代金概算 2兆1555億円
◎時価総額 548兆4659億円
◎値上り銘柄数 927
◎(昨年来)新高値 112
◎値下り銘柄数 794
◎(昨年来)新安値 1
◎変わらず 139
◎騰落レシオ(25日)
117.83% (前日比3.30%低下)
◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗
○○○○○●○○○●●○ 75.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+3.40%
75日線比+6.34%
◎為替
(対 ド ル)119.82 (前日比0.16円安)
(対ユーロ)132.26 (前日比0.46円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
217.7円(+ 1.8円)11291万株
2.三菱UFJ<8306>
757.1円(+ 12.1円) 5881万株
3.ユニチカ <3103>
54円(- 1円) 5777万株
4.シャープ <6753>
234円(+ 2円) 3738万株
5.新日鉄住金<5401>
320.9円(- 0.4円) 3133万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
15090円(+ 60円) 745億円
2.トヨタ自 <7203>
8063円(- 49円) 591億円
3.ソフトBK<9984>
7089円(+ 4円) 477億円
4.三菱UFJ<8306>
757.1円(+ 12.1円) 442億円
5.OLC <4661>
34755円(+ 1025円) 441億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り920万株 買い840万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比48円(0.26%)高の1万8751円で取引終了です。
昨晩のNYダウが106ドル安となったことを受けて朝方は売りが先行、9:16には下げ幅が48円となる場面がありました。ただ、先高期待からの押し目買い意欲は根強く下値は限定的。外国人と見られる大口の買いも加わり、下押し後は直ぐにプラスに転じています。特に訪日ブームや企業の賃上げ機運
を背景に百貨店を中心とした小売り株に物色の矛先が向かっています。売買代金は概算2兆1555億円、上海総合指数は31ポイント安の3248です。
業種別では、繊維、医薬品、電力ガス、食品などが高く、建設、不動産、自動車などが下げています。
個別銘柄では、春節など訪日ブームで活況を呈した百貨店株が軒並み高。代表格の三越伊勢丹が59円高の1876円と上場来高値を更新。高島屋も44円高の1158円、大丸と松坂屋が統合のJフロントも37円高の1783円といずれも昨年来高値を更新、銀座の老舗百貨店の松屋も50円高の1859円、07年に阪急と阪神百貨店が統合のH2Oが24円高の2295円。
観光客で賑わった東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドは1025円高の3万4755円、ドラッグストアのクスリのアオキも300円高の8670円といずれも昨年来高値を更新しています。
中国などアジア圏で人気のヤクルトが140円高の7680円と値を上げて上場来高値を更新。2016年3月期は連結営業利益が400億円近くとなり、3期連続で最高益となる見通しと報じられ、好感した買いが入っています。中国や東南アジアなど海外で乳飲料販売の伸びが続いています。
東レが47.5円高の1028.5円と1000円台に乗せて昨年来高値を更新。炭素繊維を手掛け、ボーイング・航空機関連として成長期待から買いが入っています。帝人も12円高の408円と値を上げています。
その他、免疫を使ってガン細胞を攻撃する新たな治療薬「オプジーボ」を手掛ける小野薬が1010円高の1万4070円と連日の大幅高で昨年来高値更新、椿山荘・太閤園を擁する藤田観光が7円高の514円と連日で上昇、富山本社でジェネリックを手掛ける日医工も76円高の2547円と値を飛ばして連日で昨年来高値更新となっています。
本日の新高値銘柄は、住友林、ヤクルト、サントリー、Jフロント、三越伊勢丹、高島屋、東レ、クスリのアオキ、武田薬、小野薬、日医工、東和薬、オリエンタルランド、オーエスジー、三菱商事、阪急阪神、・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(4901)富士フイルム 4,000→ 4,500円
据置き A
(4902)コニカミノルタ 1,500円
[クレディS証券]
据置き B
(3086)Jフロント 1,440→ 1,660円
据置き B
(8233)高島屋 1,100→ 1,300円
[UBS証券]
据置き A
(9101)日本郵船 430→ 450円
[ゴールドマンS証券]
引下げ A→B
(4755)楽天 2,100→ 2,100円
[三菱UFJMS証券]
引上げ B→A
(3402)東レ 740→ 1,300円
据置き A
(6915)千代田インテグレ 2,900→ 3,200円
[みずほ証券]
据置き A
(7613)シークス 2,600→ 4,150円
据置き A
(9843)ニトリ 8,000→ 9,500円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】出来高回転率 **
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「株価は出来高の影」あるいは「出来高は株価に先行する」と言われますように、トレンドの転換はまず出来高の変化となってあらわれる傾向があります。そういった観点から出来高急増銘柄を日々チェックしている投資家も少なくあ
りません。
ちなみに、出来高の相対的な増減をつかむには「出来高回転率」という指標が便利です。
出来高回転率は、ある一定期間の累積出来高を上場株式数で除して求められ、上場株式数の何割が実際に売買されたかを示す指標です。
例えば、1年間の売買高で計算した結果が100%になった場合は、1年間に全上場株式数に相当する規模の売買取引があったことを表しており、理論上は株主が全部入れ替わったことになります。
出来高回転率が高いということは、それだけ投資家の人気を集め、賑わっている証拠です。出来高回転率に注目し、目先的にその人気に便乗するやり方を好む投資家もいます。
一方で、実際には特定の大株主などまず売却しない向きはありますが、回転率が上がれば、低コストで取得してその株式に愛着のある以前からの株主は表面上皆無となり、大半は直近に買い付けた高コストの株主に入れ替わったと見ることができます。
回転率が高くなれば、多くの株式が浮動株となったのに等しく、それ故に値動きが荒くなりますので注意が必要です。
また、底値圏での出来高急増が反転上昇のサインとなるケースがある一方で、顕著に上昇した後、出来高が急増したものの上値が重くなるケースは、上昇エネルギーが出尽くした可能性がありますので注意が必要です。
東証が発表した2月第4週(2月23~27日)の投資部門別株式売買状況によりますと、海外投資家(外国人)は3週連続の買い越しで、買越額は前週比1144億円増の2682億円に膨らんでいます。また、年金資金の動向を示す信託銀行は年明け以降8週連続の買い越しで、買越額は前週比164億円増の598億円となっています。