概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
18096.90(-106.47)▼0.58%

□ナスダック       
4967.14(- 12.76)▼0.26%

□S&P500      
2098.53(-  9.25)▼0.44%

□ダウ輸送株       
9017.11(- 41.25)▼0.46%

□半導体株(SOX)    
719.54(-  0.72)▼0.10%

□NY原油先物(4月限)   
51.53(+ 1.01)

□NY 金先物(4月限) 
1200.90(- 3.50)

□バルチック海運指数    
559   (+ 6)

□為替      
(対ドル)119.65(前日比0.01円高)
        
(対ユーロ)132.55(前日比0.17円高)

□CME日経225先物 
18695(+ 45)※大証先物比



 4日のNY株式市場は、冴えない雇用指標を受けて利益確定の売りが広がり続落しました。

 金曜日発表の2月の雇用統計を占う上で注目度の高い2月のADP全米雇用報告が朝方発表され、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことから、雇用統計の内容にも懐疑的な見方が広がり、売りが出ました。

 米供給管理協会(ISM)が発表した2月の非製造業景気指数が予想外に上昇したことを好感して相場は下げ幅を縮小する場面がありましたが、雇用統計の発表を控えて積極的な商いが手控えられていることや、主要指数が歴史的高値圏にあることから利益確定の売りが出やすく相場は終日軟調な展開。主要3指数は揃って3日続落となっています。

 尚、米連邦準備理事会(FRB)はこの日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、原油安やドル高による悪影響を指摘しつつ、米経済活動は大部分の地区と分野で引き続き拡大したとの認識を示しましたが、相場への影響は限定的でした。

 業種別では、ヘルスクア(医薬品、医療保険等)が上げた一方、資本財(機械、工業等)、生活必需品(日用品、食品等)、金融などの下げが目立ちました。

 個別銘柄では、好決算を発表したカジュアル衣料のアメリカン・イーグル・アウトフィッターズが大きく上昇した一方、決算が減収減益だったアバクロンビー&フィッチは急落。好業績と株主還元が好感され前日上昇した家電量販店のベストバイは、この日はアナリストによる高評価が加わり続伸しています。

 ディスカウントストアのターゲットは前日発表のリストラ計画が好感され高寄りしましたが、買い続かず下落に転じました。非鉄のアルコアはアナリストによる投資判断の引き下げが嫌気され大幅安。アップルが下落しナスダック指数の重石となりましたが、フェイスブックやバイオ医薬品株が堅調に推移し指数を下支え。また、半導体メモリのサンディスクは、同社新製品をアナリストが高く評価したことが材料視され大幅高となっています。

 ダウ構成銘柄では、ユナイテッドヘルス、マクドナルド、JPモルガンなどが堅調だった一方、アメックス、キャタピラー、AT&T、ホームデポ、コカコーラなどが下げています。

 NY原油先物は続伸。週間の在庫統計で原油在庫は増加幅が想定以下だったことやサウジの石油相が需給や価格は安定するとの見通しを示したことが買い戻しにつながりました。金先物は、為替市場でドルがユーロに対し上昇したことが重石となり3日続落となっています。バルチック海運指数(BDI)は7日連続の上昇です。




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【2】本日の注目点と話題                     **
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 昨晩の海外市場は、英FT指数や独DAX指数は反発しましたが、NY株は続落。CME日経225先物(円建て)は1万8695円と、昨日の東京市場の日経平均株価の終値1万8703円と比べ10円ほど安い水準です。


◎日経平均株価と上下の節目
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 1万9000円 心理的節目

 1万8785円 5日線

 1万8703円 昨日終値

 1万8695円 CME日経先物

 1万8618円 一目転換線

 1万8500円 心理的節目


 昨日の東京市場では、利益確定の売りで日経平均が2日連続下落。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は5日ぶりに下げています。

 個別銘柄では、北陸新幹線開業に向け佐渡と直江津間の定期船を増便する佐渡汽船(9176)が急伸。高炉休止と設備投資の増額を発表した新日鉄住金(5401)は採算性の改善を期待した買いで3カ月ぶり高値。新日鉄住金関連の山九(9065)や日鉄住金テックスエンジ(1819)などにも買いが波及。ばら積み船運賃の底入れ期待で商船三井(9104)が3日連続高となり1年1カ月ぶりの高値水準となっています。


 本日は午前11時に2月の車名別新車販売(軽自動車を含む)の発表があります。ちなみに1月は、首位がトヨタのハイブリッド車(HV)「アクア」、2位がホンダの軽「N―BOX」、3位が日産の軽「デイズ」という順位になっています。

 取引終了後には東証が2月第4週(2月23~27日、日経平均は465円高)の投資部門別売買状況を発表します。ちなみに、2月第3週(2月16~20日、日経平均は418円高)の状況は下記のようになってます。

  個人投資家 6691億円の売り越し(5週連続の売り越し)

  海外投資家 1538億円の買い越し(2週連続の買い越し)

  信託銀行   434億円の買い越し(7週連続の買い越し)



 海外では、中国の全国人民代表大会(全人代)が開幕。欧州では欧州中央銀行(ECB)の定例理事会、理事会終了後にドラギECB総裁の記者会見が行われます。

 ECBは前回1月の理事会で、国債を買い入れる量的金融緩和策を3月から実施することを決定しましたが、今回はその方策について詳細を明らかにするとみられます。また、ギリシャの民間銀行向け金融支援の延長をどうするかについても注目されています。

 NY市場では10~12月期の米労働生産性指数(改定値)や1月の米製造業受注の他、FRBが大手銀のストレステスト(健全性審査)の結果を発表します。



◎本日の主な決算発表
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 15:00 ロックフィールド(2910)、クミアイ化学(4996)

 15:30 積水ハウス(1928)


 NY市場では、取引開始前に小売りのクローガーとコストコ、鉱山機械のジョイ・グローバルの決算発表が予定されています。


 その他のトピックとしては、三井不と東京建が東京駅前開発に6千億円、ミクシィ「モンスト」利用者が2500万人突破、ABCマートが高島屋で高級スニーカー、イオンがアップル専門店、ワタミが10年ぶり値下げ、丸亀製麺は値上げ、スズキがインドで簡易AT車拡充、鹿島が豪の建設会社買収、カネカが発電効率世界最高の太陽光発電開発、スカパーとクールジャパンが新会社、ヤクルト3期連続最高益、東京ドーム1割減益、タイガポリ配当増額、くら純利益40%増、ハイデ日高3カ月ぶり売上増、アリババが台湾で創業支援ファンド、一般炭が半年ぶり高値、ガソリン3週連続上昇・・・等々。



◎明日の主な予定

 6日(金) 1月の景気動向指数速報
       2月の米雇用統計



◆今日の高島暦 

 < 相場の波動 > 初め高いと下押しをみせるが、安寄したら買い狙え

 <相場高低判断> 寄付高ければ後場安し




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【3】心に残る名言                        **
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   失ったものを数えるな。残ったものを数えよ。


                  
    ベニー・グッドマン
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