木下 晃伸さんのブログ
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【投資脳のつくり方】米国で金融不安が再燃
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●ドラゴンズ
最近、あの頃からは想像もできないほど野球に疎くなっています。
ドラゴンズの順位すらも知らない、、、
久しぶりに、試合でも観に行ってみようかな、と思いました。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
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【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
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1.米国で金融不安が再燃
2.鉄鉱石最大96.5%値上げ
3.不器用でも信じた道一筋
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1.米国で金融不安が再燃
●米国で金融不安が再燃している理由とは?
●背景にあるのは住宅価格の下落
●サブプライムローンを組み込んだ債券は、トリプルAでも半値に
米国で金融不安が再燃している。
住宅価格の下落が加速し、銀行の資産劣化が懸念されているからだ。
実際、シティグループのクリッテンデン最高財務責任者は19日、
「4-6月期も多額の損失が続く可能性がある」と認めている。
また、ゴールドマン・サックスは23日、
5月に上げた米金融株の投資判断を中立から
再びアンダーウェイトに引き下げている。
この状況を投資家はどう考えればいいのか。
少なくとも二つの論点があると考える。
ひとつは、米国景気はどうなるのか、という点。
そして、もうひとつは、米銀の悪化に対し、邦銀はどうなのか?という点だ。
まず、最初の点に関しては、厳しい状況が続くことを覚悟する必要がある。
米国の住宅資産は邦貨換算で2,000兆円を超える。
住宅価格が15%下げている現状を考えれば失われる資産は300兆円にものぼる。
日本が90年代に経験したように、
今後米景気の悪化を引き起こすと考えるべきだろう。
一方で、邦銀の体力は、米銀に比べ強いと考えられる。
なぜなら、少なくともサブプライムローンに関しては、
ほぼ問題を通り越したと考えられるからだ。
直近、大手メガバンク3行の取材を行なったが、
邦銀に対する投資魅力を改めて確信することができた。
米銀が青息吐息の今、邦銀に脚光が集まる状況は続くと考える。
(出所)2008年6月24日付日本経済新聞夕刊2面
2.鉄鉱石最大96.5%値上げ
●資源大手リオ・ティントが表明
●中国最大鉄鋼メーカー、宝鋼集団と合意
●多岐にわたる要因が、資源価格の上昇を後押し
中国の鉄鋼最大手、宝鋼集団と豪英系資源大手のリオ・ティントは
23日、2008年度のオーストラリア産鉄鉱石価格交渉が
値上げ幅79.88-96.5%で合意したと発表した。
中国が大幅値上げを受け入れたことで、
日本の鉄鋼メーカーも同水準の値上げを受け入れる可能性が高い。
鉄鋼株は値上げ交渉に敏感に反応するため、
新日鉄、JFEはそろって前日比安く引けている。
リオ・ティントはBHPビリトンからTOBを仕掛けられているため、
自社の企業価値を高く維持するためには鉄鉱石の価格を上げなければならない。
また、日本勢が長期にわたる買い取り保証などを通じて
資源関連企業との信頼関係を築いてきたのと同様に、
宝鋼集団は値上げを受け入れることにより、
信頼関係を強固なものとするだけでなく、
量を確保するため大幅な値上げを呑んだのだろう。
当たり前のことだが、鉄鉱石を求める企業は、鉄鋼企業しかない。
一方で、鉄を求める企業は、自動車、造船、建材など多岐にわたる。
そのため、結果的に上流に行けば行くほどパワーゲームの勝者となる。
直近、大幅な下落に見舞われている資源関連企業だが、
長い目ではポートフォリオの一部に組み入れておく必要はあるだろう。
※リオ・ティント企業データ、ならびに株価
http://finance.google.com/finance?q=NYSE%3ARTP&hl=en
(出所)2008年6月24日付日本経済新聞朝刊11面
3.不器用でも信じた道一筋
●中日ドランゴンズの偉大なエース、山本昌
●40歳を超える今も、現役で活躍できる秘訣は何か?
●人を信じる、ということの強さ
私は名古屋出身ということもあり、中日ドラゴンズファンだ。
特に、学生時代までは、ナゴヤ球場にも足しげく通ったものだ。
日本プロ野球史上初めてシーズンの勝率が
同率首位で並んだチーム同士での最終戦直接決戦となった1994年10月8日は、
もちろん、ナゴヤ球場にいた。
結果はエース今中が打ち込まれ、ドラゴンズは敗戦、涙をのんだ。
そのドランゴンズを当時から支えた山本昌が、
今年5月通算3,000投球回を達成した。
ドラゴンズへの入団は1984年だから、実に20年以上、
そして40歳を超えた今も現役で一線で活躍している素晴らしい投手だ。
山本投手の強さの秘訣は何だろうか。
日経新聞夕刊の特集記事「駆ける魂」を読んで「これだ!」と感じた。
●山本はこれはと思った人に全幅の信頼を置く
「先生が戻るまでグラウンドを走るように」と言われ、
あろうことかその言葉を忘れて帰宅してしまった先生。
しかし、山本昌は黙々とグラウンドを走り続けたという。
さらに、そのことを教師が山本投手の父に謝ると
「これくらい人を信じてやらないとダメなんです」
という答えが返ってきたそうだ。
非常に分かる。
私もそのときどき、信頼を置ける人を徹底的に信用し、
がむしゃらに働いたことが今を作っているように思う。
運用業界に10年近く在籍しているが、道のりは始まったばかりだ。
山本投手のように、出来る限り長く一線で活躍できるよう、
日々努力を怠らないようにしたい。
(出所)2008年6月24日付日本経済新聞夕刊17面
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( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
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理論に裏打ちされた確かな投資ノウハウを知っておく必要があります。
実務経験があるからこそ気づいた投資ノウハウ、
また、個別銘柄を徹底的に分析する際に、何を見て、何に気づけばいいのか、
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◇発行人/編集人
木下晃伸(きのしたてるのぶ)
(社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
株式会社きのしたてるのぶ事務所
(C)2005-2008byTerunobu Kinoshita&TERUNOBU KINOSHITA OFFICE LIMITED. All Rights Reserved.
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2.鉄鉱石最大96.5%値上げ
3.不器用でも信じた道一筋
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●米国で金融不安が再燃している理由とは?
●背景にあるのは住宅価格の下落
●サブプライムローンを組み込んだ債券は、トリプルAでも半値に
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住宅価格の下落が加速し、銀行の資産劣化が懸念されているからだ。
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「4-6月期も多額の損失が続く可能性がある」と認めている。
また、ゴールドマン・サックスは23日、
5月に上げた米金融株の投資判断を中立から
再びアンダーウェイトに引き下げている。
この状況を投資家はどう考えればいいのか。
少なくとも二つの論点があると考える。
ひとつは、米国景気はどうなるのか、という点。
そして、もうひとつは、米銀の悪化に対し、邦銀はどうなのか?という点だ。
まず、最初の点に関しては、厳しい状況が続くことを覚悟する必要がある。
米国の住宅資産は邦貨換算で2,000兆円を超える。
住宅価格が15%下げている現状を考えれば失われる資産は300兆円にものぼる。
日本が90年代に経験したように、
今後米景気の悪化を引き起こすと考えるべきだろう。
一方で、邦銀の体力は、米銀に比べ強いと考えられる。
なぜなら、少なくともサブプライムローンに関しては、
ほぼ問題を通り越したと考えられるからだ。
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2.鉄鉱石最大96.5%値上げ
●資源大手リオ・ティントが表明
●中国最大鉄鋼メーカー、宝鋼集団と合意
●多岐にわたる要因が、資源価格の上昇を後押し
中国の鉄鋼最大手、宝鋼集団と豪英系資源大手のリオ・ティントは
23日、2008年度のオーストラリア産鉄鉱石価格交渉が
値上げ幅79.88-96.5%で合意したと発表した。
中国が大幅値上げを受け入れたことで、
日本の鉄鋼メーカーも同水準の値上げを受け入れる可能性が高い。
鉄鋼株は値上げ交渉に敏感に反応するため、
新日鉄、JFEはそろって前日比安く引けている。
リオ・ティントはBHPビリトンからTOBを仕掛けられているため、
自社の企業価値を高く維持するためには鉄鉱石の価格を上げなければならない。
また、日本勢が長期にわたる買い取り保証などを通じて
資源関連企業との信頼関係を築いてきたのと同様に、
宝鋼集団は値上げを受け入れることにより、
信頼関係を強固なものとするだけでなく、
量を確保するため大幅な値上げを呑んだのだろう。
当たり前のことだが、鉄鉱石を求める企業は、鉄鋼企業しかない。
一方で、鉄を求める企業は、自動車、造船、建材など多岐にわたる。
そのため、結果的に上流に行けば行くほどパワーゲームの勝者となる。
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3.不器用でも信じた道一筋
●中日ドランゴンズの偉大なエース、山本昌
●40歳を超える今も、現役で活躍できる秘訣は何か?
●人を信じる、ということの強さ
私は名古屋出身ということもあり、中日ドラゴンズファンだ。
特に、学生時代までは、ナゴヤ球場にも足しげく通ったものだ。
日本プロ野球史上初めてシーズンの勝率が
同率首位で並んだチーム同士での最終戦直接決戦となった1994年10月8日は、
もちろん、ナゴヤ球場にいた。
結果はエース今中が打ち込まれ、ドラゴンズは敗戦、涙をのんだ。
そのドランゴンズを当時から支えた山本昌が、
今年5月通算3,000投球回を達成した。
ドラゴンズへの入団は1984年だから、実に20年以上、
そして40歳を超えた今も現役で一線で活躍している素晴らしい投手だ。
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「先生が戻るまでグラウンドを走るように」と言われ、
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