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ラオス、新空港建設を中国に丸投げか
ラオス、新空港建設を中国に丸投げか
現在のビエンチャン空港は手狭、2023年の完成を目指す
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中国とラオスは国境を接している。ラオスの南北縦貫道路は中国が建設した。
ラオス北方地域は、夥しい華僑が入り込みすでに人民元経済圏に組み込まれている。つい1000年までカジノを中心に20万人のチャイナタウンもあった。いまは廃墟らしいが。。。
ラオス外交はカンボジアと同様に中国の代理人的は発言を時々するため、アセアンの会議で中国非難決議がときに見送られ、あるいは表現が変えられ、中国を名指しで非難することは殆どない。
ラオスにも観光ブームがやってきた。
ビエンチャンのタイとの国境は河が流れているが、その河畔には無数の安宿とフランス料理のレストランが軒を連ね、バックパッカーが多い。西洋人のバックパッカーらは古都のルアンパパンへも足を伸ばす。
中国はビエンチャン空港の改装増幅修理より、市内から35キロ離れた場所に新空港建設を持ちかけ、先ごろ中国企業がフィージビリテイ・スタディ(市場化可能性調査)に着手することで合意した。
2年間で調査をおえ、実際の工事は5年を予定。2023年完成が目標とされる。ビエンチャンへの観光客は現在の100万人から、2023年には200万になると予想されている。
200年にはいちど韓国が18キロ離れた場所での新空港建設でフィージビリテイスタディを行ったが、結論は「居住区に近すぎる」と理由で見送られた。融資条件も折り合わなかったらしい。
▼タイの南北縦貫新幹線も中国が建設
中国は、このラオスからさらに南のタイへ高速鉄道(新幹線)を2本作るという世紀のプロジェクトを持ちかけ、タイ政府と合意した。
タイの南北を縦貫する新幹線は2つのルートがあり、総工費は4000億バール(邦貨換算で1兆3000億円強)
Aルートはチアンホンからアユタヤまでの655キロ
Bルートはノンカイからマプタフト港まで737キロ
ところがタイ政府は「100%中国からの融資には頼らない。地元資本と日本からの借款で補完する」として、中国への全面依存の危険性を指摘し、アジア開銀などを通じて日本からのローンを予定しているとした(バンコクポスト、2月18日)。
中国は借款のうち一部を2%、5年の据え置き後、15年で返済が条件で、残りを4%の利息を提示し、中国輸出入銀行が貸し出すという条件だった。タイは4%の利息を高すぎるとし、一部を日本に頼り、100%中国依存から脱しようというわけだ。
ただしタイ国内の議論では「バンコクに繋がらない新幹線に意味はない」と反対論も根強い。
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