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富士フイルムのインフル薬、エボラ熱に有効性
治験中間結果。
富士フィルムのグループ会社が開発したインフルエンザ薬「アビガン」について、一定の条件下でエボラ出血熱に有効性があることを示唆する臨床試験(治験)の中間結果が24日明らかになった。ウィルス量が相対的に少ない患者では死亡率が30%から15%に半減した。一方で、ウィルス量が「非常に多い」とされた患者には効果が見られなかった。
治験を主導するフランス国立保健医療研究機構(INSERM)が解析結果の概要を発表した。治験は昨年12月からギニアの4か所の治療センターで実施している。解析対象はアビガンの投与を受けた80人のエボラ熱患者。58%の患者は治療開始時点でウィルス量が「中程度」「多い」で、アビガンの投与を受けた患者の死亡率は15%と従来の30%を大きく下回った。残る42%の患者はウィルス量が「非常に多い」とされた。臓器不全が進行し、投与を受けても93%が死亡した。
INSERMは有効性を確認するにはより多くのデータが必要だとし、今後も治験を続ける。
2015/2/25 日経朝刊
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